「人脈」の本当の意味
「〇〇部長なら、よく存じ上げておりますよ。」
では、〇〇部長も貴方のことをご存知なのだろうか。
人脈の広さとは、相手をどれだけ知っているかではなく、相手にどれだけ知られているかだ。
「私は、オバマ大統領を知っていますよ。安倍首相もよく存じ上げています。」
もし、「多くの相手を知っている」ことが人脈の広さであるのなら、世の中の多くの人は広い人脈を持っている。しかし、こちらが相談し、お願いしようとしたときに、「あなたは誰ですか?」ということになれば、その人脈(なるもの)は何の役にも立たない。
「貴方のことなら存じ上げていますよ。貴方からのご相談なら、喜んで話を伺わせて頂きます。」
相手にそういう言わせることができるほどの存在感を持つことが、人脈を持つと言うことになる。だからといって、メディアやブログ、SNSで「いいことを言う」ことで人脈は作れない。また、自分で自分を如何にすばらしいことをしているかを宣伝することでもない。
自分の「存在感」は、他人が決めることだ。他人が「役に立つ存在」だと自分のことを評価してくれるかどうかにかかっている。つまりは、相手の役に立つ努力こそ、人脈を築くことに他ならない。それは、社内においても、お客様においてもだ。また、利害関係のないコミュニティ活動においては、その活動への貢献こそが存在感を高めることになる。
「できるヤツだ」「役に立つ」「相談してみたい」などと思われてこそ、存在感があると言えるだろう。このように思ってくれる人たちをどれだけ持つかが、人脈の広さと言える。
私たちは、結局は他人に活かされている。言い換えれば、他人に与えてもらうからこそ、私たちは生きていける。仕事をいだけるのも、給与をもらえるのも、家族に愛されるのも、自分以外から与えられるものだ。そして、それは、自分のできる「何か」を提供することへの見返りに過ぎない。だからこそ、できることを磨き、相手に貢献できる価値を高めてこそ、与えられるものも大きくなる。人脈もまたそんな貢献への見返りなのだろう。
11月21日(土)第3回 「IT×災害」会議に参加されませんか?
ITに関わる人たちが、これからの災害にどんな役割を果たせるのか、そんなことをみんなで一緒に考えようというイベントです。お子さんを連れでのご参加も大歓迎です。
エンジニアばかりでなく、経営者や営業、マーケティング、そしてITに関心を持つ学生も集い、様々な立場から意見出し合います。また、当日は、炊き出し訓練として「芋煮会」を開催します。
定員になり次第締め切りとなりますので、ぜひご関心のある方は、早々のお申し込みをお願い致します。
詳しくはこちらをご覧下さい => 第3回「IT×災害」会議
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最新版【2015年10月】をリリースいたしました。今回の目玉は、最新ITトレンドを俯瞰するチャートの追加、IoT関連のチャートの追加、ビジネス戦略の内容刷新とSIビジネスを分析したチャートの追加です。
【テクノロジー編】(379ページ)
- 「デジタル化の歴史」を追加しました。
- サイバー・フィジカル・システムについて、既存のチャートを修正し、さらに新たなチャートを追加しました。
- IoTについてのチャートを追加しました。
- IoTのもたらすパラダイムシフトについてのチャート
- フォグ・コンピューティングのチャート
- 「クラウドにつながるとモノはインテリジェンスになる」チャート
- 人口知能(ティープラーニング)についてチャートを追加しました。
【ビジネス編】(67ページ)
- 新たに「SIビジネスの現場や課題」の章を立て、8枚のチャートを追加しました。
- 成長してきたSI産業
- SI事業のコスト構造
- SI企業のアドバンテージ・マトリクス分析 など
- 新たに「SIビジネスのが直面する現実」の章を立て、既存のチャートと4枚の新しいチャートを加えました。
- シチズンインテグレーターとの競合
- グローバル競争との対峙・新たな競争原理
- 異業種との競合 など
- 新規事業の立ち上げについて、一部内容を見直し、新しいチャートを加えて再構成しました。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン