【図解】コレ1枚で分かる仮想化の種類
仮想化と言えば、「サーバー仮想化」を思い浮かべる方も多いのではないかと思いますが、他にもシステム資源を仮想化する技術があります。
「デスクトップ仮想化」では、ユーザーの使用するPCを共用コンピュータであるサーバーの上に「仮想PC」として動かし、そのディスプレイ、キーボード、マウスをネットワーク越しに使えるようにします。ユーザーは手元のPCを操作しながらも、実はサーバー上の仮想PCのプロセッサーやストレージを使っているのです。このためディスプレイ、キーボード、マウスそしてネットワーク接続などの必要最低限の機能に限定したPC「シンクライアント」から使うこともできます。ちなみに「クライアント」とは、「サーバーから提供されるサービスを利用する」コンピュータという意味ですが、ここでは、「一時点でひとりのユーザーが占有して使用するコンピュータ」と理解しておけば良いでしょう。
「アプリケーション仮想化」では、MicrosoftのWordやExcelといった、本来ユーザーPC上で稼働するアプリケーション・プログラムをサーバー上で動かし、ネットワークを介して複数のユーザーで共同使用するものです。デスクトップ仮想化と同様にシンクライアントを使うこともできます。
「クライアント仮想化」では、一台のPCにWindowsやMac OSといった異なるOSを同時に稼働させます。
「ストレージ仮想化」では、ストレージ(記憶装置)といわれるデータやプログラムを格納しておく装置を複数のコンピュータで共用し、利用効率や利便性を高めるものです。
「ネットワーク仮想化」では、ネットワークの接続ルートやルーターやスイッチと言われるネットワーク機器の構成をソフトウェアの設定だけで調達、変更できるようにします。
詳細な解説は、下記をご覧下さい。
【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2015年5月版】
「最新のITトレンドとビジネス戦略(全326ページ)」を最新版に更新しました。新規追加のプレゼンテーションは6枚ですが、新しい解説文を24ページ追加し、全てロイヤリティ・フリーとさせて頂きました。ご活用下さい。
テクノロジー編【2015年5月版】(271ページ)
新規ページを6ページ、最新の解説文を24ページ追加しています。
・これからのオフィスインフラを追加しました。
・パブリッククラウドの適用リスクを追加いたしました。
・コレ一枚でわかるIoTとビッグデータを改訂しました。
・IoTとモノのサービス化を追加しました。
・産業革命の歴史を追加しました。
・プレゼンテーション(24ページ)の「ノート」に最新の解説文を追加致しました。こちらも合わせてロイヤリティフリーでご活用下さい。
ビジネス戦略編【2015年5月版】(55ページ)
新規追加はありません。誤字脱字の修正、解説文の訂正を行いました。
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目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン