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「琵琶に聴き、香に聞く春の心」を体験

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公益財団法人日本文化藝術財団の “創造する伝統 茶論「四季おりおり」春のつどい 琵琶に聴き、香に聞く春の心" に行ってきました。同財団の「和のフラワー・アレンジメントを体験」に続き、二回目。

第1回:琵琶に聴き、香に聞く春の心(演奏と対談)
 4月6日(土) 13:00~15:00(受付開始12:30より)
 会 場:金王八幡宮

香道でお世話になった伊達先生が事務局長の団体です。鶴田流薩摩琵琶奏者 桜井亜木子さんが琵琶を演奏くださり、小生の着物のお師匠である津田恵子さんが対談相手をされました。

桜井さん(左)と津田さん
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桜井さんと伊達さん:那須与一を題材とした曲を奏でる前に、その弓の標的となった扇をかざす桜井さん。ドラマなのです、この話。
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演奏の後、那須与一を思いはせながら、香道の遊びを。キャラ(サンスクリット語で黒の意味からきた言葉)が、行くぞ!という気持ちを表しているかのようで、それを体感するかのような聞きは、はっとするものでした。
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平家の朱に源氏の白、それが紅白について源平と呼ぶ習慣となり、また源氏の世となり扇が白地に赤丸となり国旗につながった等、歴史を学ぶことも楽し。ちなみに那須与一が射た扇は平家のバージョン。戦に行く際に「あわれ」、と言われるのをよしとしない武士の思いが、「あっぱれ」という言葉を生んだという話も。それに、桜井先生からは、バチについて戦国の世ゆえに、この形状になったという話や、「バチが当たる」という言葉の起源についても。

演奏もすごかったですが、それにトークショーや香道が組み合わさることで、フレッシュな和の体験となりました。ちなみに、会場だった渋谷の金王八幡宮について、芭蕉の句や金王丸の桜の木など、うーんとうなるエピソードをうかがい、この場所でこういう遊びという深さを味わいました。

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