San Franciscoインキュベーションオフィス SOMAcentralほか
シリコンバレー/Bay AreaのインキュベーションオフィスというとPlug and Playが有名だが、もはや古典となっている。つまり、このところSan Franciscoのインキュベーションオフィスが台頭している。
背景には、ビジネスの変化とエコシステムの変容がある。
最も影響しているのは、新たなスタートアップ・モメンタム:小さく軽く、そしてUX(ユーザーエクスペリエンス)寄りに。シリコンバレーはテクノロジー/エンジニア色が濃いが、SOMAはマーケティング/サービス色が濃く、Web service企業が集結。
そして、ビジネス創造のプロセスの進化:インタラクティブなコミュニティで事業/サービスが生まれ育まれる。
一年あまり前の記事SFGate「San Francisco sees influx of tech incubators」では、SOMAcentralほかニュー・ウェーブのインキュベーションオフィスが紹介されている。SOMAcentralのPier 38ではこの時点で40社が月$500で机をもち、さらにスペースを拡大した。Kicklabsなど、これに続く会社が増えてきた。
その辺は、一週間前の記事TechWave「サンフランシスコに急増 Co-working Spaceはベンチャー企業の梁山泊だ【ブランドン・ヒル】」に詳しい。
前から小生の友人がSan Franciscoインキュベーションオフィスにいるので、先月訪ねてきた。
ここはPier 38を卒業したような数名規模の会社が集まる、日本でもサーブコープなどでみられるものと近い構成。もっともパブリックスペースはそれ以上にある。
ShortFormのCEO、Nader Ghaffari
Mashableとか、あとIndex Venturesも他に
ShortFormは9名だが、こういうオフィスの方がなにかと都合がいい。立地としても、ビジネス・ミーティングもすぐ行けるところが多い。日本にはこういうオフィスもあまりみあたらない。ま、東京の賃借料のせいもあるのだろう。あってもサーブコープやRegusでは高いし。
ちなみに、先日のブログ「米国でも話題に上るKPOP」でShortFormの動画キュレーション・サービスを使ったKPOP動画集「Hottest Kpop Channel(個人がキュレートしたもの)」を載せた。