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自粛を越えよアーティストたち MISIAライブに感嘆

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昨日4/8 MISIAコンサート@NHKホールに足を運んだ。入り口から少し様子がいつもと違う気がした。やがて、とんでもなく違うと衝撃を受けることになる。

311災害以降、自粛「熱」が盛り上がっているが、いまこういうときだからこそアーティストは活動すべきだ。理由は色々あるが、主に次のようなものがある:
○オーディエンスの心を救い、元気づける:お世話になっている整体の先生曰く、311以降、調子が悪い人が増えている。心の問題が身体にも出ているのだ。そんな人々にアーティストは貢献できるはず。
○平時を上回るパフォーマンスの可能性:詳しくは以下に書くが、有事にアーティストはinspireされるのだろう。そのクリエイティブは、パッションは、平時の枠を飛び越える。
○単にエンタテイメントを提供する以上の社会での存在意義を:オーディエンスへのメッセージや下記のHope for Japanのような活動など、人を動かす、社会に影響を与える時機。

さて、MISIAライブに話を戻す。
2/20@有楽町東京フォーラムで本ツアーの公演をみたばかり。知人に譲ろうかと思ったこともあったが、この時期ゆえなにかあるのではと思い4/8も足を運んだ。
会場に入ると、グッズ売り場がいつもより人が少ない。募金がバッチリ目立ってる。
そして開演。1・2曲目、ちょっと変というか、「乱れ」を感じた。PA、エンジニアなど音響は質が高いが、MISIAの歌が少しおかしい。喉の調子でもよくないのか、とかも思ったが。

そして速攻お色直し後の3・4曲目で気がついたのは、いつになくソウル=魂が込められたパフォーマンス。なにも言わなくてもグイグイ伝わってきて、感涙してしまった。4曲目「つつみ込むように」が終わったときの会場の拍手と歓声は、過去のMISIAコンサートで聞いたことがあるだろうかという位のスゴイものだった。それからラストまで、「越えた」感覚。飛び抜けて心を震わせるパフォーマンスというか体験だった。気持ちよく泣いた。
(「つつみ込むように」が加わるなど、2/20とはセットリスト(曲目、下記参照)はもちろん変更)

自粛の空気が漂う中、ツアー再開は決意が必要だったそうだ。
「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST」開催について
MISIAの「心の栄養」を提供できればという言葉は、その通りだと思う。

3/18-21予定の神戸・京都・滋賀公演は延期され、4月 1日(金)広島ALSOKホールでツアーは再開された。なお、この広島公演はMISIAのソウルが溢れる過ぎるものとなったそうだ。
@nuinuiniconico さんツイート「先週の金曜日にMISIAのライブに行ってきた。東北の震災の影響で前半の公演が中止になっていたため今回が初日だった。MISIAはトーク中泣いてしまい、アンコールでは一瞬、気を失い倒れた。一生懸命さが十分伝わった。声の調子はMISIAには珍しくイマイチだったような・・・体調不良かな?」
4/1は気持ちが高まって乱れが大きかったのだろう。

4/8ライブについては、こんなツイートも:
@hinata_souta さん「4年くらいブランクあったけど、今までで一番感動した。MISIAすごすぎる。心が震えた。」
@junjun___ さん「今日はMISIAのライブ@NHKホール行ってきました。MISIAはここ数年、イマイチなライブが続いてたけど、今日のは本当に良かった、感動した!私も人に感動を与えられるような仕事をしたいって本気で思ったよ(.∀.)!」
@dincochan さん「MISIAのライブ、改めて「歌」や「音楽」の力を感じた瞬間でした。。辛い思いをした人も、そうでない人も、みんな「明日へ」前を向いて進もう。。感動して涙がでました。。みんなの心の栄養になるよう、MISIAは歌い続けるそうです。。」
楽譜の通りベストの技術で歌唱・演奏するのもよいが、こうしたソウル=魂のパフォーマンスはもっとずっと人を感動させ、最高の心の栄養になる。音楽は素晴らしい。

同時にMISIAらは、HOPE FOR JAPANという活動を始めている。
募金を通して、JENやCivic Forceなど被災地救援活動のNPOらに寄付を進めている(時間がかかる義援金でなく、すぐ使われる支援金・・参考「寄付する前に知っておきたいこと 義援金だけでなく支援金も」)

なお、かつて小生が一流の仕事の仕方を教わったアート・ディレクターの信藤さん(MISIAのCDジャケットや動画ほか沢山つくってる方)がHOPE FOR JAPANのマークをデザインされた。
信藤三雄がHOPE FOR JAPANに参加 Message from Mitsuo Shindo

Hopeforjapan1
出所: http://twitpic.com/4an5yo

ライブ終了してスグ出演者が募金箱を持って出口近くに
P10204731

@oi_chan_ さん「今回のMISIA ツアーDANCERマイキーこと、牧宗孝率いるバニラグロテスク(MAIKEY MAIKO TACCHI AKI BOW MARIE ) ライブ終了後 募金箱もって義援金あつめ? 偉い!てか、客も偉い!みんな入れてた http://t.co/SOChxFb 」
小生もお金を入れましたよ。

ライブでは、5曲目をチャリティー用にライブ・レコーディング。「混迷からの復興をなしとげた平和都市広島から活動を再スタートしたMISIAが、急遽メッセージソングを制作しライヴで思いを歌った。」  -  同じこの空の下 共に向かって行こう   「明日へ」  -  以下は4/5にアップされた同じ曲の動画。 


YouTube: MISIA - 明日へ(復興応援メッセージソング)

 

関係者でもあるデザイナーの信藤さんも、4/8ライブは感涙したそうです。           さん「Misiaラストの曲LIFE IN HARMONY涙、涙でございました。 RT @ 色んな人の思いが音楽になって、そして歌になり、ライヴになった姿をみた今夜。」

 

なお、昨年MISIAはCPO10などで生物多様性のアンバサダー役をやってましたが、一般財団法人mudef(ミューデフ)で世界をよくする活動もしていますね。

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4/8セットリスト:
出所 NHKホール、初日 セットリスト「さんた    ++ ..2011/04/08(金) 21:26 [5217]」

THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST
4月8日(金) NHKホール、初日 セットリスト

01. EDGE OF THIS WORLD
02. THIS IS ME
03. BELIEVE
04. つつみ込むように…
MC
05. 明日へ(新曲、メッセージソング)
06. 君には嘘をつけない
07. 逢いたくていま
MC
08. 記憶(新曲)
09. 雨のソナタ
10. このままでTonight
・JP、洋楽カバー曲(HOMEのみ)

★メドレー
11. 果てなく続くストーリー (Gomi's Disco 2002 Extended Mix
12. CATCH THE RAINBOW (GOMI’S OLD SCHOOL REMIX)
13. 太陽の地図
14. Never gonna cry!
15. 少しずつ 大切に(Gomi Remix)
16. Everything (Junior+Gomi Remix)
17. Can't Take My Eyes Off You(カバー曲)

アンコール
18. MAWARE MAWARE
☆バニラグロテスクのダンス&バンドメンバー紹介
19. We are the music
MC
20. LIFE IN HARMONY

ライヴ開始 19:10ごろ、 ライヴ終了 21:21ごろ

・バンドメンバー
JP(キーボード・コーラス・Vo)、FUYU(ドラム)、山口周平(ギター)
渡辺等(ベース)、重実徹(キーボード)

・ダンサー
マイキーさん率いるバニラグロテスク

2/20セットリスト:
出所 YASUのブログ「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST 2月20日(日) 東京国際ホーラム セットリスト
一部
01.EDGE OF THIS WORLD
02.THIS IS ME
03.FUTURE FUNK
MC
04.BELIEVE
MC
05.素晴らしいもの探しに行こう
06.雨のソナタ
07.君には嘘をつけない
08.逢いたくていま
バンドメンバー紹介
09.このままでTonight
この後にJPの歌 HOMEとⅠ Wish
10.メドレー
果てなく続くストーリー
CATCH THE RAINBOW 
太陽の地図
Never gonna cry!
少しずつ大切に
Everything
INTO THE LIGHT
19時45分
二部
11.MAWARE MAWARE
12.LUV PARADE
13.We are the music
14.KISS and HUG
15.君の瞳に恋してる
アンコール
16.LIFE IN HARMONY  

バンドメンバー
重見徹(キーボード) FUYU(ドラム) 山口周平(ギター)
渡辺等(ベース) JP(コーラス&キーボード)
ボーカルMISIA
開演時間18時20分 終了20時32分 公演時間2時間12分

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