TEDxTokyo yz Theater: 触発と感動の一夜
TEDという米国発のイベントがある。Technology Entertainment Designの略だが、そこから出発して、人を動かす、世界を変える、そんな気づきのイベントになっている。Ideas worth spreadingについてプレゼンテーション/トークをするものだ。
昨晩は、その東京版の若手バージョン TEDxTokyo yz Theaterが渋谷で開かれた。
まずはパンチ一閃という感じのDaichiさんのヒューマン・ビート・ボックス。これ言葉では説明不能ゆえ、動画をここに。生はこれよりえらくスゴイです。
YouTube: Daichi for Beatbox Battle Wildcard
あとはDaichiのボイスパフォーマンス。これもすっごく良かった。ボイスパフォーマンスと言っても単なる楽器代わりで演奏とかいう単純なものではなく、歌と楽器の混合、ボイスチェンジとか相当複雑なことをやっている。いずれ動画が公開されるはずなのでこれもぜひ。#TEDxTOKYO_yz」というツイートも、
スエーデンからのMagnus JonsonのInteractive Institute(http://www.tii.se/node/851)も興味深い。アート、デザイン、テクノロジーを融合した実験的なアプローチのラボだ。
彼とは、前日にイノベーションのワークショップをしたが、それも楽しかった。
そして、圧巻は、脳神経学者Jill Bolte Taylorのスピーチ。生き方が変わるかも・・すごいビデオ
YouTube: How it feels to have a stroke
これで感じたことは語りつくせないが、左脳というか言語で記述される表層的な理屈への偏重に縛られず、右脳で感じることの大切さはその1つ。宗教家や修行者の悟りの境地として、大いなるものとのつながりが言われるが、それはそもそも全ての人に備わっている力であり感覚なのだ。
右脳はつながりとエネルギーを、左脳は形と独立性を、リードするが、恐れや金銭欲などは左脳的ということだろう。いまいちど、人とは何か、考えたい。
そして、親子で地球一周を実現するため、世界初(!)の洋上モンテッソーリスクール「ピースボート子どもの家」を開校した小野寺愛さんの出産と子供のお話は、心洗われ。 「人間にとって最もSomaticな体験は出産」など。
「@taromatsumura
小野寺:平和は、子供から始まる。「自分でできた」という経験をいかに作ってあげるか。子供サイズの身の回りのものを揃える環境を作ってあげると、トラブルの時に他人を責めず、自分で考えて解決する。 (#TEDxTOKYO_yz live at http://ustre.am/jdVy) 」とのツイートも。
ブログ http://ameblo.jp/sunday0106/
ほか、外国人として日本に住み、スポーツで社会を変えようとしている Jason Hutsonさん(一般社団法人What Sport Creativeの創設者及び最高経営責任者)、プロのフラフープ・パフォーマーのAyumiさんなど、スピーカー、パフォーマーなど盛りだくさんで、よいアイデアと刺激をいただきました。それから、運営の有志チームがすばらしく、参加者もいい感じでした。世の中はまだ捨てたもんじゃない・・・というか、すばらしい!
Ustream(質はいまひとつ) http://www.ustream.tv/user/TEDxTokyo_yz/videos
(なお、この種のものは、その場に参加しないと、なかなか伝わりません)