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米国ソーシャル・マーケティング先進企業ではどんな人材が活躍しているのか?

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昨日のMBF(丸の内ブランドフォーラム)研究会で、ソーシャル・マーケの人材について言及したが、主宰の片平先生が面白いと評していたので少々ここで書いてみたい。

上海出張:コカ・コーラのデジタル・コミュニケーション・マネジャーが語ったソーシャル・マーケティング
で、コカ・コーラの若いNatalie Johnson, Manager, Digital & Social Mediaのバックグラウンドを紹介した。
『Florida State UniversityでMS, Communication and Technologyを2001年に取得(こういう専攻があることが素晴らしい)
2003年から2009年10月までGMでソーシャルメディアなどコミュニケーション関係の仕事に従事。
2009年10月からThe Coca-Cola CompanyのDigital Communications Managerに就く。
33歳位のエネルギッシュでシャープな方。』
Cokemanager

参考:「コカ・コーラの取り組みに学ぶ、企業のソーシャルメディア活用の4つの真実」

ソーシャル・ブランディングで評価が高いスターバックスはどうだろう。

アマゾン.comのマーケティングVPのChris Bruzzoがスターバックスに転じたのは2006年11月。そこから何年もかけて現在の評価に至っている。近所とはいえアマゾンから引き抜いたのは、コーヒー・チェーンとしては大胆。日本では驚かれるようなアクションだ。
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そのスタバで公式ツイッター担当は、マーケやPRの経験もない、バリスタ出身の音楽好きな若者 Brad Nelsonだ。彼自身がChrisにツイッター活用を進言してのことである。
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ツイッターを使っての顧客ケアで話題のジェットブルーのリーダーは、技術者だったMorgan Johnstonだ。もとは機内のAV担当。それがソーシャル・コミュニケーションに駆り出されて、いまの伝説的ともいえるチームをつくったのだ。
Jetbluemanager

各社各様ではあるが、元気な若い人材が活躍している&採用して場を与えているのがよい。そして、事業は人なりという言葉を改めて感じてしまう。
日本企業のソーシャル・コミュニケーションでは、どんな人材が活躍するのか、企業は活躍の場をつくるのか?組織のあり様そのものが問われているのかもしれない。

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