前職時代から労働時間は2倍になったが、働きがいは20倍になった件①
僕の所属するケンブリッジという会社が働きがいのある会社ランキ
去年は小規模部門で2位だったので、2年連続の2位だ。国内400社近くがエントリーするなか、これは結構すごいことでは・・・。
それもあって今回は「働きがい」について書いてみる。
このエントリーでは「仕事の内容」について、次回は「評価」について書く。
前職から労働環境は悪くなっている・・・。しかし、働きがいは・・・
僕は8年前に大手建築会社からケンブリッジに転職した。
知らぬ人はいない一流の大企業から、
前職は業界Topの企業。安定性抜群、
退職金無し、企業年金なし、みなし残業の年俸制、
労働時間、福利厚生、知名度、よくある視点で見てみると、
しかし実際は転職して仕事をするのがめちゃ楽しくなった。
福利厚生でも労働時間でも知名度でもないとすると、一体何が「
僕の主観で分析してみた。いくつか大きな要素が思い浮かぶ。
1、目の前のお客さんが喜んでくれること
世の中のお仕事の多くは、目の前にお客さんがいない。
前職の社員のうち、
一方、ケンブリッジのコンサルタントは100%
「ケンブリッジと仕事をしてよかった!」「
僕らのお客さんは会社を代表するエース級人材であることも多いわ
「何かに貢献したい」
あの人のためにいい仕事したい。
僕は仕事を変えることで「何かに貢献してる感」を手に入れたが、
2.仕事のマインドが「ミス削減・効率化」から「価値」 に変わったこと
顧客と直接接するようになって、「
よくレンガ積みの話が引き合いに出されるがあれと全く同じだ。
「あなたは何をしてるんですか?」
1人目の職人はこう答えた。「レンガを積んでるんだよ。
「あなたは何をしてるんですか?」
2人目の職人は「壁を作ってるんだよ。
「あなたは何をしてるんですか?」
3人目の職人は「寺院を作ってるんだよ。僕らが作った寺院に、
という感じだ。よくある例だが絶対に3人目のマインドが一番働きがいがあると思うのだ。
ただ、こういうマインドになると、自然と長い間働いてしまう。
3、強みで戦えること
ケンブリッジでは「強みで戦う」「個を最大限に活かす」という考え方が根付いている。
自分の得意なことを最大限に活かせるのである。
これがなんだかすごく心地いい。
チームで成し遂げる一体感。強みでしっかり貢献できた満足感。
強みで戦うにはチーム戦でないと難しい。
今は何をやるにも必ずチームだ。
4、心理的安全が確保されていること
すべての土台になっているのがこれだ。「何を言っても大丈夫」「
その証拠に、
僕が担当しているチームのひとつは、
たまには間違ってることも、え?と思うこともあるけど、PMは「
時には新人の発言をキッカケに重要な示唆がもたらされる。
自由に発言でき、
言動に気を使わなくていいから、本質的なことに気を向けられる。
「自分の働きがいの源泉」は何かが分かれば、工夫はいくらでもできる
仕事の内容そのものについて4点ほど書いてきたが、
この4つに気付いてからは何をおいてもこれを大事にしようと思っている。4つの環境がキープできるように工夫している。
僕は転職して「働きがいとは何か」に気付いたけど、何も転職しなくても働きがいを高
あなたにとって働きがいとは何なのか?人によって違うだろうけど、先に挙げた4つが少しでも働きがいを考えるヒントになればいいの
今回は「仕事の内容」について書いたが、「評価」も前職から大きく変わったことの1つだ。
コメント
Wishbone Assy
「働きがいは20倍」の記事、じっくり読ませていただきました。
私が今までなんとなく使っていた言葉を重ね合わせると
1.お客様からのフィードバック
2.仕事することの意味/価値と自分の源泉とを重ね合わせること
3.チームへの信頼
4.安心・安全な職場
5.公正・透明な評価
なんとなくこんな言葉で組織のあるべき姿をイメージしながら、長く人材開発の仕事をしてきましたが、榊巻さんはそれを明快にわかりやすく書いてくれました。
しかもそれを実現している実感が乗っかっているのですから、真実味が違いますね。
どんな組織を目指すのか、自分でも確固たる言葉になるように、チームで共有できるように、仲間と再創作してみようと思いました。
榊巻 亮
Assyさん コメントありがとうございます!
人材開発のプロからこんなコメントを頂けるとは光栄です。今回の記事は僕の感じていたこと率直に書きました。どこまで一般化できるのかわかりませんが、僕がしみじみ実感していることを言語化しました。
改めて「言語化」してみるって大事だなと思いました。チームで再創作は良さそうでうね!
言葉として見えるようになるとそれだけで違和感を覚えたり、しっくり来たりしますから。