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橋本正徳の非営利な活動を報告します

「大人」とは?

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Otona

「大人になる」っていうのは、パッと思いつく範囲で「感情に負けずに、論理的に状況を押さえることができるようになること」、「子(子供、子分、部下)を持つこと」、「二十歳を超えること」の3つかな?と思う。僕はよく「ヒステリックな反応」と表現するのだが、「カチン」ときて、顔を真っ赤にして、プルプルし、物言いも穏やかでなく、怒鳴る・・・という、瞬間湯沸かし器のような怒り方をする方がいる。うちの親父なんかは、この典型だ。インターネットを使っている人なら、カッとなって、パブリックな場で愚痴を書くことも、「ヒステリックな反応」と思う。

「怒ると負け」といったりすると思うが、まさに、この状況は、格好が悪く、足下をすくわれる可能性が大きい。しかしながら、「人間だもの」、ヒステリックに怒るのは仕方が無いことかとも思う。僕も、ヒステリックに怒ることがある。「大人になる」とは、「ヒステリックな反応」を起こす沸点が高くなり、「ヒステリックな反応」をせずに、論理的に状況を押さえ、淡々とその対象(問題)に向かって、解決していくことだと判断している。状況によっては、「怒る」というポーズをとることもある。

10代後半の頃に遡ると、「カチン」ときたら、喧嘩も弱いのに、顔を真っ赤にして、プルプルし、物言いも穏やかではなく、怒鳴るという子供じみたことをしていた時期もあった。そんななか、飲食業で接客をやり「それではいけない」と感じ、それ以降、あまり「ヒステリックな反応」というものをしなくなった。「怒る」ということを骨髄反射的な感情表現ではなく、相手に怒っているということを表現するための感情表現として捉えるようになった。このように考えるようになったのも、当時の親方や、お客さんのおかげ、たくさんの人と人との交わりのおかげだと思う。と書いているが、うちの息子がブログを書けるとしたら「うちの親父なんかは、この典型です。」と書くかもしれない(笑)。

もう一つ、「大人になる」ということに、条件を足すとすれば、「子を持つ」ということ。具体的な遺伝子的つながりのある「子供」でもいいですし、「親分子分の子分的な立場の人」や、「部下的な立場の人」など、「○○DNA」といった表現をされる抽象的な遺伝子のつながりのある「子」でもいい。「見返りを求めず、何かをしてあげる(貢献する)」対象。「自分のために」だけではなく「子(子供、子分、部下)のために」なにかをしてあげることが、「大人になる」条件のもう一つだと思う。

あと追加したい条件は、「二十歳を超えること」。逆に、二十歳を超えても、上記2つの条件を特に気にしないようだったら、「恥ずかしい」と思うようにならないと・・・と思う。

僕も、来週で33歳、カッコいい中年になれるよう、今から準備していきたいと思う。


写真:yoppy

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