若手と話が盛り上がる「就活」の話
学生が学業に専念することや留学などの機会を逸しないために見直された2016年度卒業予定者の採用活動。就職が決まった学生さんのいる親御さんの話では、メディアで報道されている「オワハラ」を実際に受けたことや、採用活動を担当した企業担当者の話では「内定辞退もあり、長期化してしんどかった」という話を複数聞いています。
新しい取り組みには必ず色々な問題が出ます。しかし、そのような時期は「今までにないチャンス」を得ている人たちがいることもまた事実。たとえば、大手企業の採用活動が後ろ倒しになったことで、情報収集に前向きな学生と接点を得ることができ、結果として優秀な人材を確保できた中堅企業の例など。
そのような、採用活動に関する「旬」の情報を発信しているのが、採用コンサルティングに主軸をおく人事サービスを提供する、株式会社イーディアスのウェブ&フリーペーパーマガジン『@人事』。
その『@人事』のウェブ版では、就職活動中の大学生の日記を掲載中。この日記、人の育成にかかわる上でかなり役立ちます。特に、慶応義塾大学3年・大田さんの日記は、なかなか考えさせられるものが。
例えば、大田さんが参加した「インターンシップレポート」。大田さんは、10社(コンサル系1社、ベンチャー企業9社)のインターンに参加。その内容は全て「新規事業提案研修」のようなプログラム。新規事業開発に必要な考え方を講義し、その上でアイデアを提案させる流れのようですが、その過程では「メンター」がフォローしながら提案内容を固めていくといった進め方もあり、かなりしっかりした内容。
大田さんが、職業体験的なプログラムを提供する企業ではなく、ビジネスを身につける目的で、事業提案をさせる企業だけを選んだからでしょうが、最近のインターンシップはかなりレベルの高い内容を実施している気がします。
また、面談練習の話では、キャリアアドバイザーから
「今、この場で500万渡すとしたら、君は何をするの?」
「3日後、地球が滅びるとしたら、君は何をしたい?」
と、自分の価値観を浮き彫りにするような質問を投げかけられ、戸惑った話なども載っています。
この話から、「私が同じ質問を受けたらどう答えるだろう・・・?」
と、考えるだけでも、色々と発見があります。
また、大田さん以外の日記では、千葉県某私大3年・陽田さんのレポートを、私は気に入っています。
今回、たくさんの企業の方と話しているときに感じたのが、
「仕事している人って楽しそうだなー」
ということです。私はあと2年経過すれば学生生活が終わりますが、まだ働くという実感はありません。学生生活が終わったら楽しいことがいったいどれだけあるのだろう、ということばかり考えていました。
ですが、今回ブースにいた方たちは、「自分の仕事がどんな仕事なのか」を自信もって楽しそうにほかの人に伝えられるような人ばかりでした。
そんな方々を見て、これからの人生もまだ楽しいことはあるのだな、ということを知りました。残されている時間は限られているので、色々な方と会って話をし、やりたいことを見つけ、この日会った人たちのように、楽しく仕事をしていきたいと感じました。
あと5ヶ月もすると、新入社員が入社します。彼らも、似たような就職活動を体験しているはず。そんな彼らとのコミュニケーションのきっかけに「就活」は役立つネタではないでしょうか?結構盛り上がりますよ。その情報収集に「@人事」はお勧めです。
最新号のフリーペーバーは、各社人事部門へ送付されており、↓↓なイメージの雑誌です。採用情報以外にも、人事に関連する即活用できそうな内容が盛りだくさん。
ちなみに、最終ページ付近には拙稿『研修マスターの6つ星"指南術"』連載中。こちらも、応援よろしくお願いします。
~夢を創り、夢を育む~出あいに、感謝
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