一緒に仕事がしてみたい人
最近「40代がモテている」という話を良く聞きますが、モテているかどうかは別として、「この人と一緒に仕事がしてみたい」と思う魅力的な人と出会うこと、ありますよね。
そのような人に出会うと、モチベーションは数割増しです。いつも以上にがんばれます。
そして、できれば自分も他の人から「一緒に仕事がしてみたい」と思われる存在でありたいです。
そこで、自分も「一緒に仕事がしてみたい」と思われるようになるためには・・・と考え、新入社員~経営者まで年間千人以上の人に関われる立場を活用して、魅力的な人に共通する要素というものを考察してきました。
考察期間約20年。その経験から、1つだけ共通要素が見つかりました。一体なんだと思われます?
それは、「やりたいこと」が「ある」か「ない」かです。
お目にかかった時点で、やりたいことが「できている」か「できていないか」は関係ありません。やりたいことがあってそれに向かって「取り組んでいる」か「いないか」の違いです。
やりたいことに向かって取り組んでいる人は、組織の中にもいますし、独立している人にもいます。
一般的に、独立している人の方が「自分のやりたいことができるだろう」と思われがちですが、案外そうでもありません。「やりたいこと」にだけこだわっていると、儲かりません。
その最たる例は松下幸之助さんでしょう。松下幸之助さんは、社内で提案していたソケットを上司に認めてもらえず、「ソケットを作りたい」といって独立しますが、それでは食べていけず、「ソケットが作れるなら「扇風機の碍盤」を作ってくれ」と頼まれたところから活路が生まれています。
さて、それではなぜ「やりたいことがある人」が魅力的に見えるのか。そこで「やりたいことがない人」と比較してみました。
私には、「やりたいことがある人」は、自分で次の展開を切り拓き、どんどんやりたいことに近づいていっているように見え、活気を感じます。反対に「やりたいことがない人」は、環境に流されているように見え、活気がない印象を受けるのです。
そして、このような言い方がよいのかどうかはわかりませんが、「やりたいことがないと損かも・・・」とも思っています。
但し、「やりたいこと」を「見つけること」と、「やりたいこと」と「上手く付き合うこと」は、そんなに簡単でもないと感じています。そこで、私がなぜそのように考えるに至ったか、次回以降でお伝えします。