「仕事に必要な能力」を図解してみた
成果を上げている組織で重要視している「仕事で必要な能力(基礎部分)」を図解してみました。
「能力」というと、いわゆる各職位や業務に合わせて必要な知識やスキルをイメージすることが多いでしょう。しかし実は、その知識やスキルを効果的に活用するための基礎となるとなる部分がとても重要です。成果を上げている組織では、日常的なコミュニケーションを通じて、この基礎力の強化を図っています。
基礎的な内容の中には、よく聞く内容のものもあれば、「これ何?」というものもあるかもしれません。
例えば、「ビジネス上の5つの意識」。これは、その組織の理念やビジネスに合わせて、仕事を進める上で特に意識してほしいことについて、優先順位を付けたものです。例えば、「目的意識」、「顧客意識」、「品質意識」、「協力意識」、「改善意識」(或いは「時間意識」、「コスト意識」、「安全意識」など、組織によって多少内容が異なります)といったことを、具体的な行動例に基づいて明記しています。
また、7大資源というのは、価値を生み出すために、「人」「モノ」「金」「時間」「情報」「空間」「機会」といった有形・無形の資源を有機的に活用することの重要性を表しています。
このような基礎的な知識や考え方は、このまま覚えているだけでは「知識」どまりですが、指導に活用することで「価値」を生み出すための「ツール」になります。
そこでまずは、「今行動に反映できているかところはどこか?」といった視点で、各要素をチェックすることをお勧めします。出来ていること、できていないことをはっきりさせることで、組織で取り組むべき人材育成のテーマが見えてきます。