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日本や日本人って何だろう。改めて「海外」を考えるヒントを身近な話題から

中国向け転職サイトで見る給与水準

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前回の続きで、「リクルートとかが乗り出してこないかな」と思って、サイトを見てみると、こちらは「中国向け募集」という特化した面白いサイトがあった。

よくみられるのは、1元=12円として、月収20万円くらいで営業職のような感じであろうか。。
一番年収が高そうなもので、メーカーの副総経理(副工場長)で月収40万円くらい。

個人の勝手な感覚値でしかないが、「日本国内で日本人向け給与の相場の1/2くらい?」って感じだろうか。

やはり、年収200-300万円のゾーンで人材が拮抗する「フラット化した世界」を感じる。
この募集そのものは、実質的には日本にいる日本語を使える中国人向けの紹介かも知れない。

中国語を話せる日本人が応募するとなると、この給与水準では、若い人が武者修行に行くか、引退した人が「セカンドライフでもう一稼ぎ」で行くにはいいかもしれないが。。でも、そんなこと言っている間に、グローバル市場からも職がなくなってしまうかも知れないし。円と日本人が過大評価されているうちに、モノに転換して資産を確保しておくのが賢明なのだろうか。

一方、現地の方々の感覚としては、「この給与で十分満足する優秀な人間がいるからこの相場になっている」ということなのだろう。
やはり脅威だ。日本人の給与デフレが進むのも無理からぬと感じる。

最後に「年収相場診断」のコーナーがあったので、試してみるかと思ったら、年齢の選択肢が範囲外だった。

もはや転職サイトからも対象外の年齢にされてしまったか。
うーーん。残念

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