オルタナ5周年と入社5年、斉藤徹さんとの出会い
先週、オフィスの自席でオルタナ番長の鈴木麻紀さんに「おいお前、言うことを聞け」と唐突に話しかけられたので、「しまった、何か言われてたっけ?ブログについてのメールを見逃したか?それとも…」とその一瞬いろいろなことを思い返しました。が、話を聞くと、「オルタナブログが6月13日で5周年なので、「5」について一緒に何か書いてくれると嬉しいなぁ」(要約)ということでした。もちろん快諾です。番長の頼みとあらば喜んで。
さて、5年と聞いてすぐに思い至ったのは、私もアイティメディアに入社して5年目であるということです。ただ、正確な年数で言えば4年半なので、オルタナティブブログは少し先輩になることになりますね。オルタナ先輩!
■トップブロガーに会う
先週金曜日に行われたオルタナブログの6月度定例MTGでは、斉藤徹さんに初めてお会いしました。
毎月のこの定例MTGではブロガー持ち回りで講演をしており、今回は斉藤さんからの「ソーシャルメディア時代の企業ブランディング」についてのお話でした。トップブロガーからの講演と、これまで斉藤さん自身が定例MTGにあまり出席されていなかったということも相まって、今回はいつもより多くのブロガーが集まっていたように思います。
斉藤さんは、月間ブロガーランキングベスト30でトップを走る、オルタナブロガーの代表格です。彼のブログのサブタイトルに「海外ソーシャルメディア事例を徹底的に調査し,マーケティング活用の秘訣を提案するブログ」とあるように、徹底してソーシャルメディアの最新事情を追いかけ、その魅力や活用方法を伝えられています。私がここでブログを始めたのも、斉藤さんのように専門性を持ち、それをブログで伝えていけたらいいなと思ったのが一因です。自分はまだまだ徹底仕切れておらず、蓄積も出来ていないので足元にも及びませんが。
ちなみに、Twitterのオフ会などでもよくあることですが、他の方から斉藤さんの武勇伝を幾つも聞いていたり、ブログをほぼ毎日読んでいると、初めてお会いしたという気がしません。MTG後の飲み会でも一緒だったのですが、上記のような尊敬の念を伝えることなく、焼酎を水で割らずどっぷり注いでしまったり、そのほか色々と粗相をしてしまったような気がしています。。本当すいません。でも笑顔で許してくれる斉藤さんがとても素敵でした。またお会いできるのを楽しみにしています。
■5年という年月で変わるもの、変わらないもの
この5年で変わったことは沢山ありました。たとえば、ちょうど昨日「USENが、インテリジェンスを米大手投資ファンドに売却する方向で最終調整に入った」というニュースがありましたが、5年前の私には全く想像できない展開です。派遣問題やリーマンショックからの景気変動、そして新卒採用なども含め、採用・労働に関する課題は多くあり、人材業界もそれによって大きく影響を受けています。
しかし、現在はどうか分からないのですが、私が就職活動をしていた5~6年前の人材業界は「人気業界」の1つでした。活気があり、魅力的な人が多くいる印象がありました。私のブログで企業内個人の働き方についてのエントリが多い傾向にあるのも、元々こうした分野に関心があるからです。業界や企業の枠組みは変われど、個人という枠組みは変わりようがありません。斉藤さんのように、ビジネスとしても今後「個人」による情報発信や活動は「企業」のそれと対等、もしくはそれ以上の影響力を持つかもしれません。そのインフラは既にあるのです。そうしたなかで、自分は何が出来るのか、この5年で蓄積できたものは何なのか。これからの5年で何をしていくのか。
とりあえず、「好きなことを楽しんでやっていこう」というスタンスは変えずに行きたいと思います。それは、この5年で少しも変わっていません。