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ポジションペーパーとは? (ソフトウェアテスト勉強合宿「WACATE 2009 冬」レポート 後編)

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昨年末に参加した「WACATE2009 冬」レポート前編を即日書いたあと力尽きておりました。

冬なのに夏休みの宿題をやっていないような感覚になっていたので、年度が変わる前のこのタイミングにしっかり後編を書いておきたいと思います。

…いや、もう春か。桜咲いちゃってるし。

~ レポートここから ~

■ポジションペーパーとは?

前回、「WACATEに集まったその立場の異なる参加者たちを、どううまく会話させる仕組み(きっかけ)が用意されているかを取り上げたい。」と書いた。

そのきっかけ作りに貢献しているのが、写真1の「ポジションペーパー集」だ。

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[写真1] WACATE2009 冬 ポジションペーパー集

参加者全員と実行委員会、合わせて70名分の「参加にかける意気込み」、そして「議論したいこと」の2点について、1人1ページずつ、熱い思いが書かれている。ざっくり言ってしまえば、「今回自分はこういうポジションで参加します」という意思表明である。

私はtwitterなどを介して飲み会や勉強会に参加することが多いのだけれど、事前にこういった資料が用意されていると、「誰と話したいか」「この人は何を求めてここに来ているのか」が分かって、一気に具体的な話が出来るように思う。

もしくは、参加者の「ブログ一覧」があってもいい。WACATE2009冬参加者で、@ITエンジニアライフのコラムニストである第3バイオリンさんなどがいい例だ。そもそも、ブログを書いていたら実行委員会の人に直接誘われたという経緯もあり、ブログがそのままポジションペーパーのようなものだが。

この勉強会、「1泊2日」ということだけを聞くと通常の勉強会と比べればとても長いように思える。しかし、プログラム内容を見ると1日目は9:30~23:00まで、2日目も朝から夕方までみっちりスケジュールが組まれている。ダラダラと自己紹介したり、お互いの情報の探り合いなどに時間を割いている余裕はない。

ただ、お互いのコミュニケーションが円滑に取れなくては、この勉強会の価値は半減してしまう。そこで、まず最初に「ポジションペーパーセッション」が用意されているのだ。

まずはWACATE副実行委員長の山崎 崇さんのオープニングセッションから始まり、すぐにポジションペーパーセッションに移りました。ポジションペーパーセッションでは、事前に提出しておいたポジションペーパー(説明はこちら)を見ながら同じ班の人と互いに自己紹介をします。

 このポジションペーパーセッションの前に、「とにかくいろいろな人と話しまくること!」と言われました。実際、この2日間はとにかく、「話さないともったいない」という気持ちでいっぱいでした。

ここで、ポジションペーパーを参照しつつ、「自己紹介」を限られた時間内で行う。
「普段の仕事では体験できないことをしたい」「何か問題を解決したい」「成長したい」という人たちが集まっているのだから、そこで腹を割って話し合うこと、そして、実行委員の方々が準備したグループワークやディスカッションに協力して取り組むことが、最も効果的な参加方法である。

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[写真2] ワークショップでは、立ち上がって議論を進めるところも多くなっていた。

翻って、会社でも同じように仕事を進められればいいんじゃないか、と思う次第である。
この点は次のエントリで書きたい。

■おまけ写真

セッション2、村上くにお氏による「線・マニアックス」の1シーン。

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[写真3] 「予定の工数でバグが修正できない人~? あ、けっこう手上がりましたねぇ」 (嬉しそう)

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