デジタルセリングについてのプロフェッショナル認定を取得
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以前のブログで、外部会場でWebテストを初めて受験したときの模様を書きました。
このテストって何だったの、と一部から問い合わせがありましたが、その際には認定がまだされていなかったので、公開はしませんでした。受験後約1ヶ月で認定証が送られてきましたので、そのことについて今日は記してみようと思います。
認定は、Certificate in Professional Digital Selling (CPDS)というものです。デジタルの手法、デジタルのツールを利用した営業のスキルをプロフェッショナルレベルで習得していることを認定するものです。
手法というのは、購買行動において様々なWeb上の情報にアクセスし、Webにて購買そのものを済ませる傾向が企業でも広まっていることを指します。従来は、営業がお客様を訪問してご挨拶から入ってリレーションを構築し、製品やサービスの紹介をし、購買意思を確認できたら提案活動に移り、質疑応答を繰り返して精度を高めた提案資料を提出。その後も競合他社の動向も睨みながら価格面の調整も行って契約条件を詰めて、合意できれば見事成約、といったあたりが典型でしょうか。
この手法が古いのではなく、今も主流です。ただ、お客様自ら製品やサービスの情報をネットから集めやすくなっていることを念頭においた営業マインドを取ることが重要になっています。 ツールはこれを支える手段で、SNSもそうですし、私たちデジタルセールス担当者専用のWebページやWeb会議システムなども活用しています。各種ツールの位置づけへの理解度や、具体的な使い方が問われます。
これらの総合的理解度を問うのがCPDSです。
この認定はDigital Marketing Instituteが実施していて、世界80カ国で展開されているということです。そのためか、試験は英語でした。
Webで検索すると、欧米ではプロフィールとして、自分の名前の後ろにこのCPDSとつけている人を見かけます。私の場合だと、「Takayuki Nakayama, CPDS」みたいな感じです。博士を意味する「Ph.D.」のような使われ方でしょうか。
日本の検索サイトでCPDSと検索すると、全国土木施工管理技士会連合会の継続学習制度、というのがヒットします。私が取得したCPDSの知名度は皆無のようです。
このCPDS認定を日本のIBM社員としては第一号で先日取得したわけで、取り敢えずはデジタルセラーとしての面目は保ったかなというところです。とはいえ、グローバルのIBMではもっとデジタル化が進んでいるところもあり、これに安心することなく、よりデジタルを極めていきたいと思っています。そしてそれとともに、デジタルセリングという手法とCPDSの認知度が上がり、新しい営業のスタイルが世の中のスタンダードになっていく過程を見ていきたいなとも思います。
写真は私の認定証です。
IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)
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