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コンサートな週末

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12月20日(土曜日)と12月21日(日曜日)、午後コンサートに出かけた。土曜日は東京オペラシティのコンサートホールで、「ローマ室内オーケストラ」の演奏会。オペラシティのオフィス棟では、2-3年仕事をしていたけれど、このコンサートホールは初めてだった。

このローマ室内オーケストラは、みんなイタリア人みたいで、ソプラノの女性も、後半のバイオリン・ソロのエットレ・ペッレグリーノも、オルガンのアルベルト・マンマレッラも、みんなイタリア人。面白いのは、イタリア人的サービスにあふれている感じ。

前半は、ソプラノのマーシャ・カレーラで、歌劇からの選曲。とても表現力があり、歌唱力があり、すばらしい。写真よりも、ちょっと横に人間が広がったかな、やっぱりイタリア人の女性の特色かな、なんて思うけど、声の張りはすごい。日本人でここまで、声量の豊かなひとは多くはないだろうと思われる。

後半は、ビバルディの四季を最初から最後まで。全曲通して春夏秋冬を聞くのも久しぶりだ。バイオリンのソロも入り、こちらも表現力があるなあ、と思う。たぶん日本のオーケストラでも、このぐらいの美しい音色は聞くことはできるだろう。でも、こちらも、表現力という意味では、このイタリア人たちは、すごい。

四季で盛り上がって、最後はホワイトクリスマスをきれいに演奏して終わり。ここだけイタリアっぽい、というか、ヨーロッパっぽい雰囲気が味わえた。

日曜日は、私の友だちがやっているハンドベルの演奏会を聞きに、川崎の教会に。教会に入るのも久しぶりだ。ステンドグラスがとてもすばらしい。10数曲の演奏で、聖歌だけでなく、ポップな曲も、クラシックも、もちろん、ホワイト・クリスマスもあった。

私は、宗教的多重人格者ではないかと思っている。大学も国際基督教大学で、在学中は、YMCA / YWCA なんかの活動にも積極的に参加した。教会にも行ったりしていた。しかし同時に、中村元博士などの本に感化され、さらには、子供の頃からお寺が好きで、仏教彫刻も好きだ。なんと、いまや曹洞宗の寺の檀家だったりする。

つまり、ひとりの中で、キリスト教と仏教が混在していて、自分自身では、矛盾をしているように思っていない。もちろん、キリスト教と仏教は、まったく異なり、相容れるものではない。かたや一神教であり、神との契約である。仏教は、最終的には、個人の内に内に入っていくものだ、と思う。

でも洗礼を受けていないので、クリスチャンではない。だから、私は小学校の時に母親に、クリスマスはしない、と言い、その後我が家ではクリスマスは祝わない。可哀想なのは、私の妹だった。なにしろ家では、クリスマスケーキも鶏も出ないのだから。でも、私個人としては、学生の時はクリスマスミサに行ってみたりして、結構クリスマスは楽しんでいたみたい。

今年も別段、クリスマスイブで、ケーキと鶏を食べることはしないが、12月24日はオーチャードホールで、「クリスマス・スペシャル・クラシックス〜メサイヤ、第九&アヴェ・マリア〜」だもんねぇ!ふぉふぉ。

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