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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

【私事で恐縮ですが】役職が変わりました。選択と集中。

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サンは世界共通で、年度が 6 月で終わる。すぐ新年度の活動を始められればいいのだが、6 月までは必死で営業活動をするので、やはり年度初めの 7 月に、組織の手直しなどをすることとなる。

私はソフトウェアビジネス統括本部のビジネス開発部という部門で、サンのミドルウェアソフトウェア全般に渡って販売促進活動をおこなってきた。しかし、い まのこの業界で、何が一番優先度が高く、重点的に推進するべきかを考えたとき、私は、金融業の国際競争力の強化だと思った。

現在の金融業では、国際標準をいかに作り、いかに早く取り入れてサービスを開始し、魅力ある企業作りと市場形成を行わなければ、変化に取り残され、淘汰される。たとえば、国際金融市場の各ファイナンシャル・センターの順位をつけると次のようになる。

Financial_center_rating2008_2

 

 

 

 

      

以上のレートを付けるための要素は以下の通り。

  • スキルある人材の有無
  • 規制環境
  • その国際金融市場へのアクセス
  • ビジネス基盤の有無
  • 顧客へのアクセス
  • 公平かつ公正なビジネス環境
  • 政府の対応
  • 法人への税制
  • 運用コスト
  • プロフェッショナル・サービスのサプライヤへのアクセス
  • 生活の質
  • 文化と言語
  • 営業用不動産の質・有無
  • 個人への税制

それぞれを評価し、得点をつけると今年(2008年)3月の状況では、日本は9位なのだ。ロンドン、ニューヨークについで 3 位ぐらいと想像した方は多いかと思う。なんとか 9 位などという不名誉かつ弱い立場から抜け出て、国際間競争で優位になるべく、速やかにグローバル化を推進していかなければならない。

2007年12月には、金融庁が『金融・資本市場競争力強化プラン』を発表して、政府側も素早い対応をしており、金融業界も業界全体が、グローバル化推進 に積極的だ。こういった状況で、微力な私が何をするかだが、サン・マイクロシステムズにしかできない貢献が出来るのではないか、と思っている。

今後、国際金融では、STP (Straight Through Processing) を標榜し、ほとんどの業務をプロセス化する。それに際して使用される言語は Java、データフォーマットのメッセージは XMLである。この分野では、サンが行うべき事は自ずと明らかになるだろう。

また、サンの組織は、国毎の縦割りはあるものの、粗結合的に各国の担当者がつながっている。金融なら、ベルギー、ロンドン、ニューヨーク、サンタクララ・ メンロパーク本社の各グローバルファイナンス担当者とすでにコミュニケーションを始めている。現在のサンKKの代表取締役はシンガポール人で、アジア・太 平洋地区のヘッドでもあるので、アジア・太平洋地区での横の連携も出来るだろう。今までの金融を支えるIT企業の行ってきた活動とは異なる視点で、サンし かできない活動を行って、日本の金融業再生のため、本当に微力だが、出来うる限り尽力したいと思っている。

ということで、私の役職名は、プリンシパル・ソリューション・アーキテクトから

金融担当主幹部長

に変わりました。役職名は変わりましたが、職位は変わらないので、給料は上がりません orz 。ブログの中身が、若干金融系の話にシフトするかも知れませんね。

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