OpenOffice.org (OOo) が受け入れられ始めたんだなあ・・・
OpenOffice.org (OOo) が徐々に市民権を得つつある。ITmedia の記事で、会津若松市が OOo を全庁に導入し、それに伴う経費の削減が 1,500 万円になると試算された。
1999年、サンが StarDivision を買収し、オリジナルの StarOffice 5.2 のソースほとんど全てを、OpenOffice.org にオープンソースとして提供した。OpenOffice 1.0 は、XML ベースのオープンなファイルフォーマットで、サンはこれをベースにサンの販売製品である、StarOffice 6.0 を作った。その後、OpenOffice 1.1 をベースに StarOffice 7.0、OpenOffice 2.0 から StarOffice 8.0 を作った。
なぜ、この製品(ライセンス料、サポートサービス料を徴収)を作るかというと、製品保証(Warranty)とサポートサービスを必要とするお客様のためだ。これと同じ形態は、MySQL でも Solaris でもGlassFish でもいっしょだ。
別にサンは StarOffice (日本では StarSuite と呼びます )で大もうけをしようと思っているのではない。昔(大昔だなぁ)、サンがTCP/IP を無償にしたので、インターネットの発展にサンが大きく寄与できたように、オフィス製品を無償化、オープンソース化することにより、エンドユーザコンピューティングを誰でも自由に使えるようにし、世界中に発生しうる「デジタル・デバイド」を減少させようという意図だ。
デジタル・デバイド、つまり IT 機器を持つものだけが、生活の優位性を持てるなら、安価で買える IT 機器(たとえば 100 ドルPC)を普及させ、『情報格差』を減少させる。そのとき、オフィスツールも、ブラウザも無償なら、より安価で使うことができる。さらに、情報格差解消の為だけに無償にするのではなく、ユビキタス的に、だれもがいつでも使えるようにすれば、その価値は増大する。
一般的なユーザが使うレベルであれば、市販のオフィスツールとOpenOfficeは全然差がない。プレゼンテーション用のスライドを作る Impress では、絵を描く時に便利なクリップチャートがなんと 6,900 個も(無償で!)提供してくれるサイトもある!!
とにかくタダなんだし、ストレージなんか最近関係ないし、市販のオフィスツールと平行して導入できるので、導入だけでもしてみては、どう(にゅ?)。
あぁ。おやじギャグ orz 。