【会津若松市のOOo導入】OpenOffice.org 利用者からの直接の声
OOo (OpenOffice.org の事です)を導入することに踏み切った会津若松市。職員に対して研修を行い、アンケートを集計されたようだ。普段からよく使うツールを変更することは、ちょっとした微妙な差異が気になってしかたがないと思う。
集計によると、OOo の操作ができそうかどうかでは、74% の人が「出来る」と言っている。しかし、OOo への切り替えに不安があるかどうか、では、49% のひとが不安があるという。アンケートの言葉を要約してみると・・・。
『実際使ってみなければわからない』
『既存の表計算ソフト(Excel)とOOoカルクの使用上の差異や互換性に不安』
『以前に作った(Wordの)ファイル・文書を変更するのがたいへん』
『Microsoft Office のファイルで他の市町村や国から送られてきたものとの互換性』
などがあるようだ。
弊社では、OOo をベースにした、StarSuite を長年(もう6-7年かなぁ)使っている。他社に比べて、オフィスで能率が劣っているなんて、全然ないし(えっ?劣ってるぞって?)、他社から Microsoft Office のファイルが来ても、全部読めるし、Microsoft Officeフォーマットで返せるし。さらには、PDF作成機能が最初っから付いているので(タダ!)、PDF化することも簡単にできるし・・・。
OpenOffice.org だと、コミュニティが発達しているので、ja.openoffice.org のホームページからいろいろな情報を入手できる。初心者の人のために自習できるページも準備されている。
今回の1000 人単位の導入では、ひとりひとり、思うことが違うので、積極的に使ってみようと思う人も、なんで変更する必要があるのさ、と消極的、さらには否定的になる 人も出てくるだろう。推進役の人は、まとめていくのがたいへんだと思うが、落ち着いて適切に利用者に援助を与えていけば、人のこころも少しづつ開いて行く のではないだろうか。
え〜っと、隠し技(でもないか)。
Microsoft Office で True Font を使って美しく作った文書やスライドのフォントを変えたくない場合、リコーの HG Font を入れると、あら不思議、Microsoft Officeとまったく同じものが出来る。Microsoft の『MSゴシック』とか『MS明朝』は、リョウビイマジクスからリコーがライセンス取得して作った物。つまり、HG フォントとMSフォントは同じものなんですね。