SOAをぶっ飛ばせ。これが今の私の仕事です!【宣伝だな】
6月9日、米国の Sun Microsystems, Inc. が「IT サービスの設計・開発・実行・管理統合基盤ソフトウェア」である「 Sun Java CAPS 6」を発表しました。英語ですが、プレスリリースはこちらです。
この製品、私が現在担当している中で、最優先、一番力を入れているものです。もちろん、大勢の人たちが日本でもこの製品に係わっていて、私もそのひとり、 と言うことです。この製品の日本での発表、販売に関しては、まだ公表できませんが、サンにとって、たいへん重要な製品なので、推し進めていこうと思ってい ます。
この製品をお客様や市場に紹介したり、弊社のパートナー様たちや弊社営業・エンジニアたちが、販売し、お客様にご利用いただくようにレールを敷くのが私の役目です。エバンジェリストもやってしまう。
この製品は、いうなれば SOA を企業内で進めていくに当たって必要となる機能、ツールなどが全て包括されて入っています。
- BPM Business Process Management (ビジネス・プロセス管理)
- ESB Enterprise Service Bus (エンタープライズ・サービス・バス)
- EAI / A2A Enterprise Application Integration / Application-to-Application (エンタープライズ・アプリケーション統合 / アプリケーション ツー アプリケーション)
- MDM Master Data Management (マスター・データ・マネジメント)
- BAM Business Activity Monitoring (ビジネス・アクティビティ監視(KPI))
- Portal Server ポータル
- GlassFish アプリケーション・サーバ
- NetBeans 統合開発環境ツール
などです。
これらの機能が有機的につながり合って、サービスを設計・開発し、さらには実行・管理まで行います。
この Java CAPS の最大の特徴であるアダプターは、数多くのシステムと連携することが可能で、SAP、OracleなどのERPパッケージ、データベース、メインフレーム、Webサービス等々。さらには、近年活発化してきた、国際的な業界別標準、たとえば、
- HL7 (Health Level 7 : 医療情報の電子化のプロトコル)
- SWIFT (国際間金融情報通信プロトコル)
- UN/EDIFACT (国連下で設定されているEDI(電子商取引)用プロトコル)
などとも、連携が出来ます。
私は、お客様に「SOAをやりましょう。」とは言わないようにしています。SOAは方法論。お客様がしたいのはIT サービスを作って、運用し、コストを下げたり、効率を上げたり、Webで活発なビジネスをすることです。
「Webをベースにした、新しいサイトを作って、新サービスを開始しましょう。」とは言いますが、「オブジェクト指向言語を使って、OOAを実現しましょう。」とは言いません。まあ、「Javaで行きましょう!Javaで!」とは言うかも知れませんけど(笑)。それと同じ事です。
今回の「Sun Java CAPS 6」の特徴のひとつに、サンがリードはしたものの、多くの企業が参加しているオープンソース・プロジェクトの結果を利用して多くの機能やツールを開発して いる事でしょう。OpenESB、OpenSSO、OpenDS、Mural(MDMのオープンソース)などなどです。
説明を聞いてみないな、という方、いらっしゃいましたらご連絡ください。(個人的興味というのではなくて、一応お仕事で、ってことでお願いしますね。)コメントに匿名で書いてメールアドレスをご記入いただければ、私には見れますので。
いくつかメディアが取り上げてくれました。
japan.internet.com Webビジネス 2008年6月10日
「Sun がオープンソースを取り入れた『Java CAPS 6』をリリース」
Enterprise Watch 2008年6月10日
「米Sun、SOA基盤スイート最新版「Java CAPS 6」 」
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なんか、思いっきり宣伝になってしまいましたね。いやあ、この製品、ほんとに面白いんですよ。やってて楽しいし、今後、もっと多くのお客様に導入されていくことを願っています。
「SOAをぶっ飛ばせ」、という題を追加しました。あまりに「SOA」「SOA」「SOA」とアーキテクチャの事ばかり話してないで、具体的に使っていきましょ、ということです。