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努力は積み重ねるから、崩れる

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陶淵明が「帰田園居」五首を書いた頃、中国六朝(りくちょう)時代。呉、東晋、宋、斉、梁、陳と続く国家が、禅譲 (禅譲(ぜんじょう)とは、天子がその地位を血縁のない、徳のある人物に譲る事) によって国をゆずる、平和な時代・・・・・。

なぁ〜んて事は、ぜーん然関係なく、これは、私が作った言葉である。だって、一生懸命、努力して努力して、やっと何かを実現しようとした矢先、別の要因で実現できなくなったりする事があるでしょう。そういう時に使ってみましょう。

努力は積み重ねるから、崩れる

まあ、力まないで、ボチボチと慌てないでいきましょうよ。という意味だ。

★ 今年最後(たぶん)の私のブログは、こういった珠玉の名句(ほとんど私が作った)をご紹介しよう。

 

寝耳にジャム

あなたが、夜中寝静まった頃、誰かが(たぶんあなたの伴侶)が寝ているあなたにそーっと近づき、スプーンでジャム(イチゴジャムがいいなぁ。つぶつぶ入り)をあなたの耳の穴に、つーっと入れる。

「ぐっ、ぎゃーーぁ!!」

水なら「ウワー!」で飛び起きるのだろうが、「どろ〜っ」としたジャムが耳の穴に入ってくるところを想像してみて下さい。思わず、指を耳の穴につっこむ。ジャムは耳の奥にぐっと押し込まれる・・・・・。

「寝耳に水」なら、不意なことで驚く、という意味だが、「寝耳にジャム」だと、もっとどろどろした人間関係とか、悪巧みに会ってしまったとか、もっと深い意味に使えると思う。たとえば、あなたが不倫して、それが相手の男になぜかばれてしまい、大金を巻き上げられ、奥さんには離婚訴訟されて、これまた大金を支払い、ふと気づくと、不倫相手とその男、あんたの奥さんがみんなグルだった、とかいう時に「ああ、もう、寝耳にジャムだあ」。深いねえ。

よい子は、危険だから、まねしないでね。

 

もう、足が棒鱈(ぼうだら)

これは、関西方面で使うに、もってこいだ。この名句は、偶然に出来た。私は新婚当時、大阪府高槻市に住んでいた。まだ若かったので、お金もなく、週末は駅前の高槻西武デパートを一番上から、各階を巡って何も買わない、というレジャー(暇つぶし)をしていた。とにかく歩き回るので、足が疲れる。で、かみさんに、疲れたので、

「あ〜ぁ。もう、足がぼうだら」

と言ったら、突然となりに偶然いた、見ず知らずの女の子が「プッ」言い、ひざがカクッとなり、腹を押さえている。笑っているので、息ができないみたい。ジョークが、まともにツボにはまったらしい。棒鱈は、真鱈を干したもので、京都では芋棒という料理に使うので、高槻あたりの女の子だと、棒鱈がなにかは知っている。ジョークを言うときは、回りに十分気をつけましょう。

 

京都府警

関西では、落ちがない会話をしてはいけない、という法律がある(うそです)。

やはり高槻市に住んでいた頃、よく京都に車で出かけた。京都は碁盤の目のように道路がある、といわれるが、嵯峨嵐山や西院、西大路など、細々、くねくねとした道路もある。どこかは忘れたが、その京都の西側の道を走っていると、遠くになんかの看板が見える。どうも標識みたいな気もするので、じっと見つめながら運転して近づく。

脇見は危ないが、気になって仕方がない。ようやっと近づき、京都府警の物のようだと分かった。そして、読めた。

「よそみ、しんとき!」

お〜い、京都府警・・・・・。

 

伊豆の温泉
 

ずいぶんと昔のことだが、私の初めてのガールフレンド、同じ大学のU子ちゃんと、U子ちゃんのおとうさんの会社の伊豆にある保養所に車で向かった。大きな温泉風呂付きらしいので、わくわくする。車はU子ちゃんのフォルクスワーゲン・ゴルフ。食事は自炊なので、途中で買い出ししながら行く・・・・・。

え。不倫?婚前旅行?いやいや。かみさんも、我々の共通の友だちSくんもいっしょだ。Sくん、いまは流通業のある会社で、ばりばりの営業部長。彼の数人のスタッフで、年間数百億円の売り上げを誇る、スーパー営業だ(といっても、外見はとってもやさしそうな、ラーメン屋のご主人みたいな顔をしているが)。

夜、東名高速で、小田原まで行って下り、海沿いの道を行った。もうあたりは真っ暗。左側が海だ。運転はU子ちゃん。結構長い時間、運転してもらっている。疲れていないかな。遠くに、行き先の表示板が見えてきた。そして、私の近眼の目にも、はっきり行き先表示が見えた。

私     「あっ、ねっかいだ!」
みんな  「・・・・・・・・・・」

 

え〜ぇ。おあとが、よろしいようで。

良いお年を、お迎えください。来年も、宜しくお願い致します。

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