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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

私はわき道を行こうと思う(50歳未満の方は読まないように)

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この投稿ですが、50歳未満の方々には、あまりお勧めしません。特に若い人たちが、いま読んで考える必要のないことです。

人生を登山に例える事がありますね。頂上に到達することを人生の目標として、黙々と登山道を登っていく。頂上に着く=目標を達成するのは、40歳かも知れないし、60歳かも知れない。自分で起業して社長になり、会社を繁栄させて、次の人に手渡してリタイアする、といった華々しい人生もあるでしょう。

普通の、一般的なサラリーマンだと、入社し、徐々に昇格し、子供が生まれ、家を30年ローンで建て、部長かなんかになって、最後に退職する日が頂上なんでしょうか。場合によっては執行役員ぐらいになるかも知れませんね。本社でなるか、支社でなるか、それは人様々。そのあとは、どうするんですかね。第二の就職をして、病気して、お亡くなりになるんですね。

世の中で良く聞く話に、老人ホームに入ったじいさんが、自分のことを「専務」と呼べといったとか、退職したとたんに、会社の人の付き合いがなくなって孤独になった、などと言われます。そんな人間になってしまうのは厭ですね。

私の父は、最終の仕事が「国税不服裁判所」の所長でした。国税局局長と横並びの職位なので、いわゆる高級官僚でした。おやじは「公務員は権力が集中するのだから、清貧でなければならない」が持論だったぐらいで、天下りはしない(情にほだされて、一社理事をしていますが)と言ってました。そのおやじでさえ、家の事務所のイスは、革張りの社長が座るようなイスですし、JRの移動はいつもグリーン車です。慣れなのかもしれませんが、この程度の差はあってもいいだろう、と思っているようです。

登山では、登頂したあと、下りが待っています。あまりこの点を討論した文章が出ていないのは、下りを重要視していないからだと思います。しかし、下っていく時も登山です。しかも、大体下山は午後。頂上直下の雪渓を下るのは楽しいですし、森林限界から下に下りて来れば、美しい花々や木々、鳥たちなど楽しみはたくさんあります。家に帰る前に、温泉につかって汗を流し、さっぱりするのも良いでしょうね。

登山といっても、槍ヶ岳のようなピークハントもあるでしょうし、美ヶ原・霧ヶ峰のように、フラットな頂上もあります。美ヶ原・霧ヶ峰が私の目標だったとすれば、いつ目標が達成されたかなんてわからないかも知れません。まあ、でもそろそろ下山の準備をしようか。

人並みな定年なんてしたくないですが、といって会社をやめれば収入は減るので、収入源を確保することをまず考えたいと思います。あとはやりたいことをやる。旅が好きなので、旅のしまくりかもしれないですね。

普通のひとが降りていく下山道から、ほんのちょっとだけそれたわき道を歩いて下るような、そんな生き方があっても良いような気がしています。

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