今年は最良の年!・・・サン・マイクロシステムズの2006年
どんな企業であろうと、どんな組織であろうと永遠の繁栄というものはない。しかし、一度ぐらい落ち込んだからといって、それで Game Over になるわけではない。2006年は、サン・マクロシステムズにとって素晴らしい一年だったと思う。サンの2006年の 15 大ニュースをご紹介します。
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1. 1月11日、シリコンバレーのマウンテンビューにある、コンピュータ・ヒストリー・ミュジアムに、サン・マイクロシステムズの4人の創設者が集まり、24周年を祝った。アンディ・ベクロルシャイム、ビノー・コースラ、ビル・ジョイ、スコット・マクネリの4人である。
(リンクは日本での販売開始の発表)
3. 2月14日 米国の RSA Conference にて、サンのHTTP/HTTPSサーバである Sun Java System Web Server の最新版が RSA 公開鍵暗号に加え、楕円曲線暗号を公開鍵に使用する機能を追加する事を発表。ネットワークのセキュリティ機能の新時代をサンが切り開いた。
4. 3月1日 サン・マイクロシステムズ日本法人の代表取締役社長に末次朝彦が就任。ダン・ミラーは代表取締役会長に。なんと、サンの日本法人の社長で営業出身は、末次が初めてらしいです。
5. 3月14日 新世代テープシステム、Sun StorageTek T10000 を発表。パフォーマンス、信頼性、セキュリティ機能を持った次世代テープにより、今後さらに需要が増加する遠隔地回復やバックアップ、アーカイブに朗報。
6. 4月24日 ジョナサン・シュワルツがCEO & President に昇格。スコット・マクニリが会長職に。カリスマ性のあるスコットが第一線から退き、ジョナサンにサンという会社を任せた瞬間でした。でも、スコットは引退はしないそうですよ。ビル・ゲーツ氏みたいに400億ドルの資産を持ったら別だけど、だそうです。
7. 5月3日 私たちのチームが担当している、Sun Java System Identity Manager がガートナーのマジック・クワドラントで、ビジョン・実行力ともトップであると発表された。アイデンティティ管理はまだ一部のIT関係者しかその重要性が理解されていないが、JSOX準拠や内部統制を推進していくと、IT部門にとって一番問題となる部分です。
8. 5月16日 Java Enterprise Edition (EE) 5、正規版のダウンロード開始。かんたん開発とEJBの改良を行った、企業の基幹システム向けITプラットフォームです。
9. 6月28日 東京工業大学のTSUBAMEが世界第7位(12月現在9位)のHPCデータセンターと認定。
10. 7月11日 AMD Opteron を搭載した新しいサーバ、3機種を新たに発表。
X4500 4U の筐体になんと24TBのストレージを搭載したサーバ。最大4スレッドまで。
X4600 4U の筐体で、最大16スレッド(4コアx4スレッド)のOpteronサーバ。
Sun Blade 8000 1サーバモジュールあたり最大8スレッド、64GBのメモリ。これを10台19Uのラックに搭載可能。
11. 10月10日 フォーチュントップ500の企業として、サンが初めて Second Life に登場。
12. 10月17日 IT市場の歴史上最高!の公表。プロジェクト・ブラックボックス。
13. 10月30日 NetBeans 5.5 IDE のリリース
14. 11月13日 Java をすべてオープン・ソース化することを発表!なんとこの日はスコット・マクニリの誕生日だったのでした。
15. 12月11日 Java Standard Edition (SE) 6 正規版ダウンロード開始。
16. 12月21日 サンのシンクライアント Sun Ray にノートブック型が登場。Sun Ray 2N!
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あっ、16個になってしまった (^ ^ ;) 。 2007年の展望はまた別の日に!!