クラウドの上で繰り広げられるスカイコンピューティング戦争
ダイヤモンドオンラインの「グーグルが勝者とは限らない!クラウドの上で始まるスカイコンピューティング戦争 」という記事を読みました。クラウド上で繰り広げられるスカイコンピューティング戦争という表現は非常に興味のひくタイトルでした。これから起こる戦争を年代別に整理してみましょう。
2007年
クラウドコンピューティングが発芽
2011年まで
パイオニアが出現する第一期
2010年から2013年まで
プレーヤーが混み合ってその後統合に向かう第ニ期
2012年から2015年まで
ほんの一握りの巨大プレーヤーが市場を征服第三期
戦争に登場するプレイヤーは、グーグル、アマゾン、IBM、マイクロソフト、サンマクロシステムズ、セールスフォース、EMCがあげられています。残念ながら、このスカイコンピューティング戦争に参戦している日本の企業名はなかなか出てきていません。
第一期の2011年までに、スカイコンピューティング戦争に参戦する日本からもパイオニア企業の出現が期待されるところです。
第二期では、プレイヤーが淘汰される時代になりますが、「世界のコンピュータは5つになる」という言葉にもあるように、多くのプレイヤーが参戦する戦場においてプレイヤーが次第に集約されることになることが考えられます。
そして、第三期においては、一握りの巨大なプレイヤーが市場を征服することになります。日本の市場、そして世界の市場を征服している巨大プレイヤーの中に、日本企業は残っているのでしょうか?
これまでの市場においては、陸上での戦いがメインで、戦況は比較的わかりやすい環境下にあったのですが、空中戦になると、お互いの手の内が見えにくい状況になるかもしれません。これからはじまるスカイコンピューティング戦争において、どのような戦いが繰り広げられるか、これから要注目です。