ブログを毎日更新し続けて19年――書く習慣が人生を形づくる
2007年6月6日にITmediaオルタナティブブログへ初めて投稿してから、本日で19年を迎えました。通算すると、6,940日が経過したことになります。
振り返れば、長い年月です。
最初から、19年間にわたって毎日書き続けようと考えていたわけではありません。一つの記事を書き、翌日も書く。その小さな積み重ねを続けているうちに、いつしかブログを書くことが生活の一部になりました。
この習慣が、私自身を大きく変えてきたと感じています。
書くことは、学ぶこと
ブログを書くためには、新しい情報と向き合う必要があります。
テクノロジー、デジタルトランスフォーメーション(DX)、クラウド、人工知能(AI)、データセンター、地域社会、働き方、教育、政策動向。社会や産業が変化するなかで、自分自身も常に学び続けなければなりません。
情報を読むだけでは、十分に理解できていないことも少なくありません。しかし、文章として整理しようとすると、理解が曖昧な部分が見えてきます。背景を調べ、論点を整理し、自分なりの視点を加える。その過程で、情報が知識となり、知識が自分自身の考え方へと変わっていきます。
書くことは、学ぶことです。
そして、学び続けることは、変化の激しい時代を生きていくための基礎体力でもあります。
小さな行動が習慣をつくる
節目を迎えるたびに、改めて心に刻んでいる言葉があります。
夢あるところに行動がある。
行動は習慣をつくる。
習慣は人格をつくる。
人格は運命をつくる。
表現は異なっていても、同じ趣旨の言葉は古くから語り継がれてきました。
夢がなければ、理想は生まれません。
理想がなければ、信念は生まれません。
信念がなければ、計画は生まれません。
計画がなければ、実行には移せません。
実行がなければ、成果にはつながりません。
人生を大きく変えるのは、ある日突然訪れる劇的な出来事だけではありません。
むしろ、日々の小さな選択や行動の積み重ねが、少しずつ習慣となり、自分自身を形づくっていきます。
ブログを毎日書くという行動も、その一つでした。
継続は、自分との対話でもある
19年間にわたってブログを書き続けるなかで、社会は大きく変わりました。
スマートフォンが普及し、クラウドサービスが社会基盤となり、生成AIが仕事や暮らしのあり方を変え始めています。デジタル技術は、一部の専門家だけが扱うものではなく、社会のあらゆる領域に関わる存在となりました。
私自身の関心領域や仕事の内容も変化してきました。
それでも、変わらないものがあります。
それは、書き続けることで社会と対話し、自分自身を見つめ直し、次の行動につなげていくという姿勢です。
記事を書いた時点では十分に整理できていなかった考えが、数年後に読み返すと、新しい意味を持つことがあります。過去の記事は、その時々の社会を記録したものであると同時に、自分自身の思考や関心の変化を記録したものでもあります。
ブログは、日記とは少し異なります。しかし、長く続けるほどに、自分の歩みを映し出す鏡のような存在になっていきます。
19年目は、新しいスタートライン
19年という節目は、過去を振り返る良い機会です。
同時に、次の一歩を踏み出すための新しいスタートラインでもあります。
技術も社会も、これからさらに速い速度で変化していくでしょう。生成AIをはじめとする新しい技術が普及するなかで、情報を集める方法も、文章を書く方法も変わっていきます。
しかし、どれほど便利な技術が登場しても、自分で考え、自分の言葉で整理し、発信することの大切さは変わらないと考えています。
新たな変化や進化を恐れず、これからも学び続け、行動を続けていきます。
書き続けることで社会と対話し、自分自身を磨き、人生を切り拓いていく。
その思いを大切にしながら、20年目に向けて、一日一日の積み重ねを続けていきたいと思います。
最後に、これまで支えてくださった運営事務局のみなさま、一緒に切磋琢磨してきたブロガーのみなさま、そして、日々ブログを読んでくださる読者のみなさまに、改めて深く感謝申し上げます。
