経営者もITを勉強しなければならない
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先日、ある中小企業の社長と話をする機会がありました。社長は、中小企業のIT経営において、国などからいくつかの賞を受賞し、テレビの出演や講演を多数をこなすなどしている方です。実は、私よりも年下なのですが、風格が社長という感じで、何度も「企業の経営者は・・」という言葉を繰り返していたのが印象的でした。
これまで手作業で仕事をしていたものを、ITを使うことによって、ワークフローなどを明確化し、顧客満足度を高め、自社の強みと弱みを分析し、そして経営資源を自社の強みに集中的に投資しています。
もちろん最初からうまくいっているわけではなく、自らが正月休みに勉強し、ITを使いこなす術を習得し、すぐさま業務に反映をしています。社長が、「正月返上で勉強した」というように、企業の経営を知っている経営者が自らITを勉強し、それを自社に適した形で取り入れていかなければならないという趣旨の話をしていたことは大変印象に残りました。
この詳細については、改めて別の機会に紹介したいと思いますが、金融危機で、中小企業が非常に苦しい状況下に置かれている中において、社長が今後についても非常に前向きにとらえています。この時期に、いかに、次への備えをしていくかということが重要になるかと思います。社長の「中小企業の経営者はITを勉強しなければならない」という言葉は、自社の前年倍増の売り上げ成果からもわかるように、非常に説得力のある言葉でした。
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