幸せって、なんだっけ
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秋葉原通り魔事件は社会に大きな衝撃を与えました。私自身にとっても大変ショックな出来事でした。犠牲者とご遺族の方に心からお悔やみ申し上げます。
ちょっと落ち込んでいたときに、ITmediaさんから献本いただいた本を読ませていただきました。「幸せって、なんだっけ ~豊かさという幻想を超えて」と言う本です。
残念なことに日本人の若年層は、幸せをあまり感じていないようです。
MTVジャパンによる、若年層の生活全般についての幸せ度インタビュー調査結果(2006年発表)によると、日本の16~34歳の幸せ度は14カ国中10位。
幸せに関して対照的な「ふたつ世界」が浮かびあがっているようです。
- 物質的豊かだが、将来的について悲観的である先進国
- 大きな課題に直面しているが楽観的で悲観的である先進国
また、シノベスト社による世界各国の350万件の調査データによると、
「今の状況は幸せですか」という問いに「はい」と答えた率が、
日本人の若者は、
- 8%(16~34歳)
- 13%(8~15歳)
調査実施国平均の43%、57%に比べてきわだって低いという危機的状況です。
今の日本の不幸の原因を以下のようにコメントしています。
今の経済システムには勝ち負けもなく、誰もが負けるという不幸な社会があるばかりなのだ。そして、経済優先をこのまま続ければ、地球温暖化が加速して、しまいには・・・・。経済こそ、ぼくたち人類が抱え込んだ最大の不幸だということがますますはっきりとしてきている。
(中略)経済学を、人間が幸せになるための方法を考える学問につくり直し、今のシステムに奉仕しているだけの経済学と置き換えるのだ。それを「幸せの経済学」と呼ぼう。
「幸せの経済学」、つくり直してみる必要があるのかもしれません。。。
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