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人間グーグル・Googleの魅力(3)--無料という精神

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Googleのビジネスモデルは何でしょうか? 皆さん既にご存知のように、検索エンジンやiGoogleそしてGoogleEarth等の様々なサービスを無料で提供し、広告で利益を得るのがGoogleのコアとなるビジネスモデルです。

 
“人間グーグル”に相談すると、いろいろな付加価値情報を無料で提供してくれるとします。“人間グーグル”は提供する情報の中で、自己のPRや知人の紹介等無意識のうちに、自分の評価を高めていく活動をしているのかもしれません。

 
最近シャドーワークという言葉が流行っています。ITmedia エンタープライズでも「シャドーワークをつかいこなす」という特集を組んでいます。シャドーワークとは、“企業内のフォーマルな組織やプロジェクトではなく、それらに縛られないインフォーマルな集団の独自活動を指し、それが商品やサービスの開発に大きな力となるケースが増えているという”ということです。特集の中の「無報酬の仕事に熱中してしまう理由」も無報酬で仕事をすることのポイントが書かれています。

 
無料で付加価値の情報を提供していければ、自然と自分に情報が集まります。そうして自分の力となり、さらに有益な情報を多くの人に提供していけることができるでしょう。その繰り返しが、多くの人脈形成と豊富な知恵と経験を得ることができるのではないかと考えています。Googleが無料で検索エンジンを提供する価値は、人間の営みにおいても何かヒントになるのかもしれません。


■関連サイト

人間グーグルとは? (2007.8.8)

人間グーグル・Googleの魅力(1)--ググられる人 (2007.8.27)

人間グーグル・Googleの魅力(2)--歩くヤフー・Yahoo!との違い (2007.8.29)

人間グーグル・Googleの魅力(3)--無料という精神 (2007.8.30)



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