Twitterの朝令昼改は壮大なA/Bテストだった、と思う
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金曜日の朝にTwitterのユーザーブロック機能が変更されて、記事を書きながら、こりゃぁ騒ぎになるだろうなぁと思っていたら、やはり世界中で非難轟々。
そして、4時間後にはTwitterが公式ブログで「元に戻しました」との発表がありました。ああ、忙しい。
これは、そもそも以下の2つの問題を解決するための試みでした。
- ブロックしても相手のツイートが見えてしまうことがある→やだ
- ブロックに気付いた相手が逆上して復讐に燃える→怖い
だからブロックという名前のまま機能はサードパーティークライアントにあるミュート(相手のアクティビティを非表示にする)と同じにし(やだ、の解決)、相手をブロックできなくしました(怖い、の解決)。見えなければ相手がどうしようと関係ないだろう、という考え方です。
Twitterも当然、反対されることを予想していたと思います。今回、公式ブログでの発表なしに機能を変更したのは、それでだと推測します(11月に書いた「あれはTwitterのグロースハックだったのか」と同じパターン)。
どのくらい反対が強いか、やってみなくちゃ分かんないから、やってみたんじゃないかなぁ。
つまり、ユーザー全員を巻き込んだA/Bテストだったんだと思います。
そして、ビッグデータ分析の結果、数時間ではっきり結果が出たので元に戻した、と。
だから、あの4時間は無駄になったのではなく、今後の改良のための貴重なデータ集めになったはず。このデータを元に改善を続けるでしょう。
ミュート歓迎、の反応を受けて、近いうちに少なくともミュート機能は追加されるんじゃないかなぁ。
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