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米Yahoo!の在宅禁止はモラル低下状態への喝入れらしい

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先日この部ログでも紹介した米Yahoo!の在宅勤務禁止問題、Yahoo!はまだ特に釈明していません(社内の話が勝手にもれただけなんで、当然ではあります)。

でも、社員がメディアにいろいろ言っているので、少しずつ実際のところが見えてきました。3月6日付のニューヨークタイムズの記事によると、この件についてある幹部は「部下には『オフィスに来られるなら来なさい。自分で判断しなさい。荷物の受け取りや子どもが病気でどうしても家にいなければならないなら、そうしなさい』と言ってある」と語ったそうです。

つまり、やっぱり、何が何でも在宅禁止、というわけではなさそうです。

この記事の冒頭は、「マリッサ・メイヤーは昨夏にYahoo!のCEOに就任し、それまで働いていたGoogleとはまったく違う本社キャンパスに足を踏み入れることになった。駐車場も、オフィスもほとんどからっぽだ。社員の中には、可能なかぎり少しだけ働いて、可能なかぎり早く帰る人もいたからだ」とあります。

さらに、正式に在宅勤務を認められている200人くらいの社員の中には、しっかり給料をもらいながら別の仕事をしたり、企業を立ち上げている人もいるんですと。

そういうモラルの低さのせいでYahoo!が負のスパイラルに陥ったのか、負の状態だからモラルが低下したのかは鶏と卵な話かもしれませんが、モラルが低い状態であることは確かなようです。

マリッサさんはCEO就任直後、カフェを無料にしたり、毎週金曜夕方にピザパーティーを開いたりと、士気を高めて社員同士が交流する場を作る努力をしてきました。それでもいまひとつうまくいかなかったので、アメだけじゃなくてムチも入れることにした、といったところなんじゃないでしょうか。

この話が独り歩きして(一部で)盛り上がっている背景には、在宅を含む自由指向派と勤務派の反目があるようです。

私が出版社にいたころは、編集者が朝出てこないのはたるんどる!と営業の人たちがよく怒ってました。編集者は「終電まで仕事してるんだ、仕方ないだろう」と言ってましたが、私は今でもどっちもどっちだと思ってます。編集者の場合はどんな形態であれ、結果を出すのに自分にとって一番いい方法を自分なりに考えて、実際に結果を出せばいいと思います。

でも、そのためにはスキルとモラルがちゃんとしているかどうかが大前提ですが。

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