Thunderbirdがすぐに使えなくなるわけではないです
今日はThunderbirdの開発、事実上終了へという記事に思いの外大きな反響がありました。まだThunderbirdを使っている人はたくさんいるんですね(Mozillaの発表では2000万人以上とのこと)。日ごろタイトルが長いとか、「を発表」ばっかりで脳がないのかとかよく言われることもあり、要点を短くしたつもりだったんですが、今回は「煽るつもりか」としかられました。しょんぼり。
タイトルだけTwitterで見て「すわ、サービス終了か」と思った方が多いようですが、本文で説明したように、セキュリティアップデートなどは今後も当分行われます。あわてた方、ごめんなさい。本文まで読んでもらえることを前提にタイトルを付けてはいけないとあらためて反省しました。
ところで、実はITmediaでは2010年6月のThunderbird 3.1の正式版リリースの記事を最後に、Thunderbirdのアップデートについての記事を掲載していません(と、今日気付いた)。そのころから、あまり画期的な機能追加がなくなってきていたからです。
私は2006年3月からGmailに移行しちゃったんで、デスクトップのメーラーはそれ以降使っていません(記事を書くためにThunderbirdはインストールしてありますが)。ある知人(すっごくきっちりした人)は電子メールを使い始めてから現在までのすべてのメールをバックアップしているそうなんですが、私はもう、少なくとも今と違う仕事(書籍の編集者でした)をしていたころのメールは見ることもないよなーと思って残してありません。ITmediaのお仕事メールはITmediaのサーバ様のものになってるし。
クラウドサービスがトラブルを起こすたびに、「だからクラウドは信用できん」という話になりますが、私が一番信用できないのは自分なんで、手元にデータを置いておくよりはまだましかも。そんなわけで、使い勝手さえよければ今後もどんどんデスクトップ→Webに移行していくと思います。