「戦火の馬」と「ラストエグザイル」における多言語処理(?)
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皆さんが今夜の発表で盛り上がっているというのに、全然関係ない話を。
スピルバーグ監督の「戦火の馬」を見てきたんです。動物好きなもので。
第一次大戦の欧州でのお話なので、必然的に英語、ドイツ語、イタリア語などがとびかっているはずですが、全員英語を話しています。戦争映画ではこうしちゃって「この軍服だからこの人たちはほんとはドイツ語をしゃべってるんだろうな」と脳で変換して見てもらう方法と、実際に多国語を話して字幕をつける方法があります。この映画では、ドイツ人はドイツ語なまり、フランス人はフランス語なまり(?)だったりします。途中で英国軍とドイツ軍の兵士同士の会話で「おまえは英語がしゃべれるのか」というシーンがあり、ちょっと苦しかった。
「ラストエグザイル――銀翼のファム」というのは深夜(TBSだと金曜日の3時ごろ)にやっているアニメです。架空の世界での、こちらも戦争のお話で、言語処理は後者の方法。複数の国家のうち、1カ国だけが違う言葉を話している設定のようです。架空のお話ですから、言葉も実在しない言葉(グラキエス語)のはずなんですが……、明らかにロシア語(ロシア語学科だったので分かる。ほとんど覚えてないけど)。
ぐぐってみたら、ロシア人の声優さんが日本語の原稿をロシア語に訳して、発音指導もしてるみたいです。1人妙に発音のいい人がいるなぁと思ったら、そりゃそうだ。ロシア版2ちゃんねるで育ったんでしょうか。そういえば「デュラララ!!」のロシア語もちゃんとしてたと思うのですが、あれにもかかわっていたのかなぁ(不明)。
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