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webOS一段落でiPodの父ルビンスタインさんがHP退社

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“iPodの父”ジョン・ルビンスタインさんがHPを辞めたそうです。AllThingsDがスクープし、The Vergeのジョシュア・トポスキーインタビューを載せています。

John

HPがwebOS打ち切りを発表するちょっと前に、ほぼ社内隠居みたいなポジションになっていたので、そのうち辞めるんだろうなぁとは思ってました。

ほんとはTouchPadの立ち上げのときに、上司のトッド・ブラッドリーに「これが終わったら辞めるよ」と言ったのを引き留められたんだそうです。webOSのオープンソース化のロードマップも整ったのでそろそろ、という感じみたいです。おつかれさまでした。

トポスキーのインタビューは、Palmファンであれば読む価値ありです。ルビンスタインさんがPalmのCEOになってからの4年半をいかにがんばったか、webOSにいかに大きな可能性をみていたかがにじんでいます。やっぱりアポテカーがHPのCEOになったのがwebOSの死亡フラグだったみたいです。そういう意味ではマーク・ハードのスキャンダルはPalmにとっては残念な話でした。

ルビンスタインさん、まだ55歳ですから当然これで引退はしません。「しばらく休んで次にやることを具体化する」んだそうです。モバイル関連のことになりそうな感じです。今はメキシコのリゾート地で静養しているらしい。

このインタビュー、電話によるものですが、さすがトポスキー。背後で鳴ったモバイル端末のアラート音をキャッチして「webOS端末を使ってるんですね?」と質問して話題を広げてます。「今後webOS端末を発売するメーカーがあるとして、具体的にご存じですか?」とつっこんだところ、「おっと、釣りをするならこっちにきて一緒にボートに乗らないかい?」とかわされちゃいましたけどね。

スティーブ・ジョブズも一目置いていたモバイル界のカリスマが、次に何を始めるのか楽しみです。

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