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OpenID対応の企業にとってのメリット

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 OpenIDの記事ってなんとなく波のように増えたり減ったりしてます(今は増えてる時期)。

 記憶力ゼロな私にとっては、ユーザー名とパスワードをいっぱい管理せずにすむのがメリットですが、各社がリリースで企業向けメリットとして主張するのは、「これでユーザーのいろんなデータを収集して利用できるようになりまっせ」ということ(で、かならず「もちろんユーザー様の許可をいただけたらですけどね」とユーザーに向かっての付け足しがあります)。

 たとえば、ユーザーはOpenID対応サービスを使うときに、「サードパーティーにあなたのアクティビティを公開する」という項目のチェックボックスをオフにしないと、知らないメーカーの製品をいつの間にかお勧めされちゃうってことだと思います。

 好みがはっきりしてたり変わった趣味の人には便利かもしれないですが、いきあたりばったりに何にでも首をつっこむ私には怒濤のようにお勧めがきそうで面倒です。

 そんなわけでユーザーはあまり自分のデータをだだ漏れにはしないんじゃないかと思います。企業にとってのメリットとしては、認証システムを人任せにできることと、しきいが低くなることでユーザーの取り込みがしやすくなるというのはあっても、ユーザーデータの収集というのはあまりないんじゃないかと思うのでした。

 リアル書店で本を買うことも多いので、Amazonのお勧めがほとんど役に立たない澤でした。

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