入社式の挨拶は毎年同じ方が良い?それとも違う話?
入社式の挨拶は毎年違う話をしている。しかし・・・同じ話のほうがよいのではないか?とも思う。新入社員に伝えたいことって毎年変わるものだろうか??
そう思って、とある社長に聞いてみた。
「私は、会社の沿革を話すことにしています」
なるほど。私にはない発想だったが、オーナー企業ならではの、創業の思いや乗り越えてきた困難の話をするというのは確かに意義がある。
と、迷いに迷って今年は、過去話した話をブレンドしてみた。
*************入社式での挨拶**********************
ご入社おめでとうございます。こうして皆さんを新入社員として迎えることが出来て大変嬉しく思っています。私たち、縁がありましたね。
皆さんが、これから成功と時には失敗を重ねながらすくすく成長するために、お願いがあります。
それは、「先輩たちに是非かわいがられてください」ということです。
新卒は赤ちゃんと一緒です。
赤ちゃんは一人で食事をとることができません。自立するまで、大人たちに面倒を見てもらわなければいけません。
まずは食べさせてもらって、次に大人たちがご飯を食べるのを見てまねて、ちらかった食事を片付けてもらって、そうしてやっと一人でご飯がちゃんと食べられるまで、大人たちに見守ってもらわなければいけません。そのために、赤ちゃんは大人から見て「かわいらしく」生まれてきているのです。
抱き心地のよい軟らかいからだ、丸みを帯びた形、無垢な瞳・・・・それらは、大人たちにかわいがられるための武器なのです。
新卒も同じです。
一人で責任をもちお客様に喜ばれるように仕事が出来るようになるまで、先輩たちの助けが必要です。育ててもらわなければなりません。
先輩たちにとって、皆さんを育てるのは喜びでもありますが、手間もかかります。
ですが、かわいいいと思う後輩には手間を惜しみません。全く子育てと同じです。
それでは、先輩からみた新卒のかわいらしさとはなんでしょうか?
私は3つのアドバイスをします。
一つ目
一生懸命物事に取り組んでください。
一生懸命頑張っている人は応援したくなるものです。
それが若者であればなおさらのこと。
「物事に真摯に向かい合う」そうしている限り、必ず皆さんを育ててくれる人が現れます。
二つ目
先輩たちの言うことに素直に耳を傾け、真似てください。
せっかく教えてあげようと先輩たちが張り切っても、お二方が殻に閉じこもってしまうと、先輩たちはがっかりです。いくら一生懸命でも、独善的に頑張ってもダメなのです。よく耳を傾け、真似てください。ただ先輩たちも人間です。申し訳ないのですが、まねてはいけないところもあります。そう言うときは反面教師にしてください。先輩たちの良いところだけを真似ることができると、どんな環境でも、皆さんはどこまでも成長することができます。
三つ目
自ら動いてください。先輩たちが教えてくれるのを待たないでください。
アークコミュニケーションズの行動指針のひとつはプロアクティブであることです。
先回りする、気を利かせる。受け身ではなく能動的に動く。
いろんな言い方が出来ますが、先輩より先に行動に移して下さい。
この3つがあれば、先輩たちにかわいがられ、アークコミュニケーションズという環境ですくすく成長していくことでしょう。
ご同席下さった先輩方
是非、かわいい後輩ことを気にとめて、こまめにフィードバックをさしあげてください。
皆さんのフィードバックがあれば、自らぐんぐん成長していくことでしょう。先ほどは私達も完璧ではないことを伝えはしましたが、新しい方は目にしたすべてをINPUTにしますので、皆さんも、初心に戻ってご自身の姿勢を正して下さい。
繰り返しますと、一生懸命行動する、先輩の言葉に耳を傾け真似る、自ら行動する、この3つをアークコミュニケーションズで守っていくと、大学の同級生たちより遥かに速く成長していることに1年後に気が付くことでしょう!
お二人を仲間に迎えられたことをとてもうれしく思っています。
これからよろしくお願いします。
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今年の新卒採用は2人。来年の採用面接が早くも始まっている。