デフリンピック:ロシア語より手話のほうが簡単?
聴覚障害のある方々のオリンピックであるデフリンピック。
4年に一度の開催だが、今年は東京で11/15~11/26に開かれる。オリエンテーリングも日比谷公園でスプリント競技、大島でフォレスト競技が実施されるから楽しみだ。
さて、先日、日本代表の壮行会があり、今年度の(公社)日本オリエンテーリング協会の副会長を拝命した私が、締めのご挨拶をすることになった。
付け焼刃であることはわかっているが、せっかくの機会、ぜひ、手話を少しでも覚えたい!と思って、にわか勉強した。
そういえば、ロシアでオリンピックが開催されたときにロシア語に挑戦したなぁ~でもあれは10年以上前だったから、今より物覚え良かったんだよな~、と愚痴りながら、にわか特訓。
わかったこと
1. 手話にはわかりやすい意味がついている動きが多いので、ロシア語の単語10個を覚えるより、手話10個覚えるほうが簡単なような気がする
2. しかしながら私の様な空間認知能力が著しく低い人間にとって、正面から見た手話の 動画を左右や手前外など、見てすぐさま真似られない(爆) ロシア語もアルファベットがひっくり返ったような文字を使うから同じと言えないこともないが・・・
3. なんだかんだ言っても、その場で覚えた気がした単語もすぐ忘れてしまう・・・
先ほど覚えるのが簡単なような気がする、と書いたのだが、やっぱりそうではないのだ。 意味は覚えているので、「『応援する』は、旗を振って他人の背中を支えるしぐさだよね~」とまで思い出して、「あれ?人ってどうやって表すんだっけ?えっと確か指で・・・??」 という感じである。
結局、スピーチ当日はその場で使えそうな手話は10個も頭の中に残っておらず、それでも、
Orienteering for Japan, Japan for Orienteeringを実現するために一緒に頑張りましょう!選手の皆さん、応援しています!
と手話で伝えたつもり・・・
(もっとも私の手話が通じなくても、手話通訳の方が同席していたので、デフアスリートに通じてはいるはずだ)
せっかくなので、皆さんもちょっと覚えるとデフリンピックを楽しめると思うので、下記のサイトなど参考にしてみてください。
デフリンピック開催中に覚えたい10個の手話(前回のブラジル大会の時の動画)
せっかくだからオリエンテーリングの手話も覚えて!(講師:日本代表の辻選手)
ちなみに言語と同じで、言語ごとに手話は異なるから大変だ。国際手話なるものがどれだけ通じるものなのかは私もよくわからない(エスペラント語よりは通じそうな気が)
ここまで書いて、思い出した!はるか昔、中学生の時に英語キャンプに通ったら、アメリカ人の先生が手話を教えて下さったのであった。それが英語より面白くて、最後のご挨拶にちょっとだけ私は手話を使ってスピーチをしたのであった。
つまり、先に米国の手話のほうになじみがあったってことですね。しかし・・・やっていることは中学生の時から変わらないのね笑