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仲間の知見を活用する

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全体会議では毎回違う話をしているつもりである。しかし、経営者として気にしていることは同じなので、結局同じテーマであったことに前回のブログのエントリーを読んで気が付いた。

*******全体会議の話から****************

アークコミュニケーションズのバリューには、「1+1=3」 があります。
人事考課のクライテリアである「心技体」の「心」には「顧客満足度の向上」と「チーム力の向上」があります。
チーム力を向上させるには、1+1=3にするにはどうしたらよいのでしょうね?先日マイクロソフトの方と話して、ヒントをいただいたのでシェアします。

マイクロソフトさんでは「どれだけ会社や社会にインパクトを与えたか」を人事考課の要とし、3つのことを重要視しています。一つ目は自分の業績において成果を出すこと。二つ目は、他者の成功への貢献。三つ目が個人的には面白く感じたのですが、他者の知見の活用です。

私の自慢はアークコミュニケーションズの社員は皆がいい人で、質問されたり、助けを求められたら、気持ちよく皆さん応えていることです。しかし、チーム力向上のため しいては自分の成長のために、貪欲にチームメートの技量を盗んでいますか?知見を活用するために助けを求めていますか?

他人から学びをえるにはそれこそ知見が必要です。

社長と新入社員がお話をするとどちらのほうが学びが多いのか?という逸話があります。
一見直感と異なるのですが、ビジネス経験の少ない新入社員が、経験豊富な社長から得るものより、経験豊富な社長がビジネス経験の少ない新入社員から得るものの方が多いと言われています。

先生は生徒に教えているようで、実は先生は生徒からもものすごく学んでいる、とも言えます。

このように学ぶのにも知見、技量が必要ですが、身近な人から学ぶことができる能力があがったら、個人も、チームもどんどん成長できます。

大事なことは一見ちょっと違う人からも学びを得ることです。職種も年齢も似た人からのほうが学びやすいですが、違う職種、違う環境からから学べることは、ブレークスルーにつながります。1+1 =3が生まれやすいのは、一見違うものから学んだ時です。

私の例で言えば、価値観の違う世代から学ぶこと、製造業の品質管理をサービス業に応用できないか、トップアスリートの能力開発をビジネスパーソンも取り入れられないのか、など日々格闘しています。

皆さんもぜひ、チームメートのスキルを積極的に盗むこと、仲間の英知を自分の仕事にいかすことを努力してください。そのためには、 いろんな人を巻き込むことが重要です。まずチームメートが何をしているのか興味をもって観察すること、話をすることから始まります。普段かかわりあう人はもちろんのこと、普段仕事を一緒にしない人も含め、是非、アーク社内の人がどんなことをしているのかまず興味を持ってください。必ず共通項が見つかり、その方の知見を活用できるようになっていきます。

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流石、マイクロソフトさん、うちも全く同じ人事考課指標にしようかなぁ、なんて一瞬思ったが笑、アークコミュニケーションズは「心技体」というクライテリアで同じことを狙っている。

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