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英国EU離脱が自社に与える影響を考えてみる

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先週末、世界でもっとも話題を独占したものは、英国の国民投票の結果がEU離脱だったことだろう。

グローバルなコミュニケーションを提供する私たちがこの話題に触れないのもおかしい。しかし、正直政治色が強いものは社内で話しづらい。この話題に触れながら、政治色を出さないにはと考え、した話がこれ↓

********************全体会議での話***************************

先週末の最もセンセーショナルな出来事は英国の国民投票の結果がEU離脱となったことでしょう。

経済合理性の観点からはEUを離脱するデメリットが大きいので
・キャメロン首相がそもそも国民投票を選んでしまったことの愚かさ
・若者の65~75%は残留派だったのに、若者の数も少なければ投票率も低く、未来を支える人々の意見が反映されていないこと
・移民が少ない地域で離脱派が多く、移民の多い地域で残留派が多いというナショナリズム
など、日本も身につまされること、考えさせられることが多々あります。

しかし、遠い国での出来ごとで対岸の火事の感がある人もいるかもしれません。もう少し、私たちのビジネスに直結することの中から3つほど考えてみましょう。

①今回のことで円高になるだろう、と言われています。昨日は101円までになりました。
円高になるとアークコミュニケーションズはどうなりますか?
円建てでビジネスをしているので、海外のクライアントにとってはサービスの価格が高くなります。海外売上が減るかもしれません。要注意です。
また、日本にある外資系の会社も、ドル建てで本国から送金されるところは、目減りすることになります。こちらも要注意ですね。

円高で輸出は減ります。輸出に頼るクライアントの景気が悪くなれば、私たちのビジネス(製造業のお客さまも多いですよね)にも影響が出てきます。
もっとも、為替のリスクをヘッジすることは輸出産業のコアタスクで、既に様々な方策がとられており、影響が比較的少ないとの見方もあります。

円高は悪いことばかりではありません。海外のベンダーへの支払いは今までより安くなります。つまり、国内より国外のリソースのほうがお得感が出てきます。


②新しい言葉もどんどん生まれますね。
英国のEUからの離脱は Brexit (Britain & Exit)、離脱に対する困惑が Regrexit (Regret & Exit) や Bregret( Britain & Regret)という造語を産んでいます。
言葉は生物で、このように、歴史的な動きがあるときは世相を表した造語が次々に現れ、それが幅広く意味が転用され使われていきます。
翻訳するうえで気をつけたいですね。しかし、このような造語は賞味期限が短いことも多く、要注意です。

③さて、英国にある日本企業の動向はどうなるのでしょうか?
EU加盟国に拠点を移動して、英国支社がなくなる企業が出てくるかもしれません。なくならなくてもヨーロッパの主要拠点としては機能しなくなるかもしれません。(アジアの拠点が昔は日本しかありえなかったのが、今や中国やシンガポールなど他国に置かれるようなものですね)

変化が起きると、既存の需要が減り、新しい需要が生まれます。私たちのような小さくて若い会社にはチャンスです。
なぜでしょうか?

市場の30%を占めるような大企業は市場の変化が直接、売上に影響します。
しかし私たちのように市場の0.1%しか占めない企業は、まだまだ既存の市場に対してシェアを増やす余地がありますし、組織が小さい良さを活かして、新しい需要にいち早く対応することも出来ます。

グーグルによると、国民投票後に英国から「EUって何?」「離脱すると何が起きるのか」といった検索が急増しているそうです。今回の国民投票について良く知らない方はそっとググって調べてみてください。地球はどんどん狭くなり、私が新入社員の頃に比べれば、英国の情勢が確実に私たちに影響を与えるようになってきています。

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ちなみに多くのユーザーは商品を購入してから、価格比較サイトなどインターネット上で詳細情報をググルそうだ。「買う前に調べろよ」と突っ込みをいれたくなるが、人間はそこまで合理的でないようだ。どうやら自分がとった行動(自分の購入は正しい!)を正当化するがために調べるのだそうだ英国民が「離脱すると何が起きるのか」を投票の後に調べたからって責められることではないと思う。ただ、商品の購入後に詳細を調べると、意に反してたいてい不幸な結果が待っているものだ。

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