ほぼ毎週講話:名前を覚える、覚えてもらう
自分で出来る努力、それはまず「他人の名前を覚える」ことだ。
そして、それが出来たら今度は、「相手に自分の名前を覚えてもらう」ことだ。
「他人の名前を覚える」上での私のお勧めは、覚えることはもちろんだが、忘れた時にすぐさまその場で調べるしくみを作ることだ。
名刺をデータベース化することが一番だ。sansanのようなクラウドサービスもあるし、営業なら会社で用意しているデータベースにモバイルからアクセスできるようにすることだろう。
「覚えてもらう」、に関しても同じで、覚えていなくても思いだしてもらうキーワードを与えることだ。
私の場合は、「写真がついている名刺をもらった」、「スキーやオリエンテーリングやサッカーの運営の話をしていた」だったりする。
本日の全体会議での話はこんなこと。
************************************
Aさんが翻訳事業部に入社しました。
さて、新しい人を迎える際に、是非皆さんにしてほしいことがあります。
それは、「挨拶」をし、「自己紹介」をし、Aさんの名前を覚え、Aさんに「名前を覚えてもらう」ことです。
他事業部にいると、仕事上、Aさんと話をしない人が多いでしょう。
しかし、40人もいないアークコミュニケーションズで、「あの人は誰だ?」では困ります。
今週中にAさんにぜひ一言声をかけて自己紹介して下さい。
Aさんもご自身でぜひ、他の事業部のスタッフにも積極的に声をかけてください。
皆さんにとっては、Aさん1人の名前を覚えればよいですが、Aさんにとっては私たち全員を覚えなければいけません。一度に名前を覚えられないことはご愛敬にしてあげましょう。でも、「名前を覚えてね」、とプレッシャーをかけてあげるのは親切と言うものです(笑)
アメリカで生活をしていて一番感心したのは、初対面で挨拶すると、どんなに発音が難しい、聞き慣れない名前でも、彼らが必ず名前を覚えて呼んでくれることです。
彼らは子供のころから、人の名前を覚える重要性を教えられ、実地訓練を行っているのです。グローバル化する世の中で生き延びる基本の一つです。
ということで、是非、Aさんに声をかけて名前を覚え、かつ名前を覚えてもらってくださいね。
**************************************************************