小1の壁:こんな貴重な経験をスピーチネタに使わなければもったいなさすぎる!
アークコミュニケーションズにはスキーチームがある。トップアスリートには日頃、「スキーで培った力を仕事へ生かせ!仕事で培った力はスキーへ生かせ!」と言っている。
小学校に子どもを入れると、本当に色々な経験が出来る。アスリートに言うだけではなく、私もこの経験を仕事に使わないともったいないなぁ~と思って、最近、全体会議で取り上げることが多い。
例えば、先日の私の話はこんな感じ。
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先日はお休みをいただいて息子の入学式に参加させていただきました。
さて、担任の先生からいきなり「あさって、保護者会が13:30からありますので、参加してください」と言われ、目が点になりました。
噂には聞いていましたが、保護者の都合は全く考慮にいれない物事の進め方です。
専業主婦のお母さんだって、困るに決まっています。
さて、大里ですから、文句を言うのではなく、改善をしたくなってしまいます。
とはいえ、これから長いおつきあいをしていくのですから、穏便にすませたいです。
また先生の負荷をただ増やすだけと言うのも本意ではありません。
学校と保護者がコラボレーションをすることによりお互いにメリットが生じるようにしたいものです。
そのためには、まずは先人の知恵を募ろうと思い、facebookでつぶやいてみました。
とても有意義な情報や意見がありました
「4/1を過ぎて学校に個別に問い合わせると教えてくれるよ」
なるほど。私はしくみ自体を変えたいのですが、自衛と言う意味ではこういう手があるのですね。
「うちでは去年のスケジュールを「参考情報」として、保護者会から配布しているよ」
保護者の不便のひとつに、「いつもショートノーティスで、先を全く見せてくれないこと」があります。
例えそれが去年の情報であっても、先々こういうことが起こるのだとわかれば心の準備もできますし、本当に日時を知りたければ個別に連絡できますものね。
これなら学校の先生の負担もありません。
さて・・・私がなぜこの話をしているのかと言えば、私たちがクライアントやパートナーに対して小学校と同じようなことをしていないかと振り返っていただくためです。
いきなり、クライアントやパートナーに、「あさってまでに○○してください」とお願いしていませんか?
私が学校から感じた不便や不安を解消すべく、アークコミュニケーションズはクライアントやパートナーと仕事をしてほしいと思っています。
◆プロジェクト全体のプロセスやスケジュールを前もって知らせるだけで、不安はなくなります。
◆正確な日がわからなくても、だいたいこのあたりに仕事があるとわかるだけで準備出来るものもあります。
翻訳チームで言えば、クライアントから「明日までに翻訳して下さい」といきなりお願いされることと、「来週の月曜日に1日で翻訳してほしい原稿を出しますので、よろしくお願いします」と前もって言われることでは、訳す期間は同じ1日でも、全然大変さが違います。
急ぎなものは急ぎです。対応しなければいけません。
ところが、間に入っている人々がわざわざ急ぎにしてしまっているものもあるはず。
先ほどの例でいえば、小学校の先生にとっては毎年、この時期に保護者会があることはずっと前からわかっているし、「あさって」もたぶん1カ月以上前からその日が決まっているはずです。
でも、保護者に伝えられるのはなぜか「直前」なんです。
私たちが小学校の先生の立場になる時は、もっと事前に伝える努力をしましょう。
私たちが保護者側の立場なら、小学校(クライアント)が必要な情報を私たちに与えてくれるよう、促す質問や提案をしましょう。
私の場合は、2月に「入学説明会」があったのでその時に、「平日の昼間に保護者が行かなければいけない行事は近々何がありますか?」と聞けばよかったのです。
いえいえ、公立の小学校なんてどこでも似たり寄ったりですから、アークコミュニケーションズのスタッフを始め、子どもが小学校に通っている保護者に一言聞けばよかったのです。保護者会がすぐさまあるとわかれば、個別に小学校に問い合わせればいいのですから。
繰り返しますが、
「プロジェクト全体のプロセスやスケジュールを前もって知らせる、共有する」
これはとてもプロアクティブな行為で、皆がWINWINになります。
是非実行に移して下さい。
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しばらく全体会議で話すネタはつきそうにないので、嬉しい。。。