業界団体加入はタイミングと関わり方が大事
企業・団体の広報担当者とPR業従事者を会員とする公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)をご存じだろうか?
私はそこで、企業部会の委員をし、主に会員間での勉強会や施設見学のアレンジのお手伝いをしている。
PRSJへなぜ加入したかというと・・・・
アークコミュニケーションズでは社長の私が広報兼任である。
WEBの企画制作や翻訳業を営んでいるので、クライアントに広報部の方々がいらっしゃったりPR業を営んでいる方いらっしゃるので、土地勘はあるつもりで、兼任でもなんとかなると思っていた(たいそう甘い見通しだった)
しかし、仕事を通して見聞きした「広報」業務と、小さな会社で片手間にやっている弊社の広報業務は隔たりが大きい。「実践あるのみ」と武者修行をしていたのだが、その限界を感じ、勉強するために、PRSJに入ったのだ。
広報に限らず、業界団体、ネットワーキングの団体はたくさんある。
しかし、すべての団体に加盟していたら、お金も時間もきりがない。
PRSJは加入したタイミングと関わり方がよいらしく、非常に有効活用している。
当初は、マスメディアの方々の講演会やセミナーに頻繁に出席していた。
子供が小さく夜の会合に出にくい私にとって、昼食会は非常に時間帯が好都合だった。
おまけに、メディアの人とも名刺交換できる。そして、メディアの立場の理解も深まる。
ところが、頻繁に出席しているわりには、なかなか実務に役立てることが出来ない。
どうしたものか、と悩んでいたところに、企業部会のお手伝いをしてみないかと誘われた。このままでは、有効活用出来ずに、脱退しそうな嫌な予感がしていたので、すぐさま引き受けた。
企業部会は大企業の広報担当の方が多いので、正直、参考になるのかなぁ・・・と疑心暗鬼だったのだが、結果論でいえば非常に役に立っている。
私は「学んだこと」を「実践に生かす」ところで四苦八苦していたので、そこの橋渡しを会員の方がしてくださった感じだ。
じゃぁ、最初から委員をしていたらよかったのか、と言うとそうでもない。
INPUTがある程度たまったところで、私に観察眼が生まれ、他の会員の方のお話を聞いても理解度が深くなり、ピンポイントに質問が出来るようにもなったのだから。
他にもいくつか任意団体に入っているのだが、ひとつひとつ関わり方を見直していきたいと思っている。