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ガラパゴスからの脱却:東大秋入学移行か?

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以前、東大が秋入学を検討している旨が某新聞の一面にもとりあげられたが、昨日再び。とうとう東大は中間報告をまとめたらしい。

世界215カ国の7割は秋入学、4月入学にいたってはたったの7カ国なので、この移行がガラパゴスからの脱却であることは間違いない。
携帯電話のガラパゴス化であきらかなよう、デファクトスタンダードに合わせることはグローバル化が進み、メリットも大きい。
ところでこのガラパゴスからの脱却は、島にいる当人にとっては必ずしも快適ではない。

・卒業の時期がずれることによる就職への不安
・高校卒業から就職までに時間がかかるため金銭的な負担も大きいこと
・春入学・秋入学と混在することによる社会的なコストの増大
などなど。

しかしながら、ボーダレス化がますます進む世の中においては、一時のデメリットを近い将来に被るメリットがはるかに超えるのではないだろうか。

昨今の若者は内向きだと批判されるが、私は必ずしもそう思っていない。
確かに21世紀に入って留学生数が伸び悩んだが、大量に留学生が増えた1990年代に比べても現在のほうが明らかに多い。

私が留学した1990年は26,893人。2008年は前年より11%減でも66,833人。

おまけに、少子化で学生の母数は私の頃より減っているはず。

日本人だって以前よりはるかに多様化・変化している。
その日本の若者が、世界の多様化を受け入れることが出来ないはずはない!
若者頑張れ!若い時の1~2年なんて、今の私からみたら誤差の範囲だ。

<過去の関連エントリー>

2011.7.11東大、秋入学に移行検討!

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