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グローバルな話をする時は”欧米”とひとまとめにせざるを得ないですよね。

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プロトタイプ化と言うのは分母に応じて、まとめる単位が異なる。
日本と言う分母の中では、「北海道と沖縄では全然違うんですよ」という話しも出来るが、アジアと言う括りの中では、日本を細分化することには意味がない。

そして、グローバル(全世界)という分母になると、いつも欧米がひとくくりになるのを申し訳なく思う。(が、しようがない)

以前エントリーに書いた文化のコンテクスト度の話も、欧米はローコンテクスト、アジアはハイコンテクストのようにまとめざるを得なかった。

しかし、ヨーロッパを横断、縦断すると、国によって全然違うと感じる。フランスやスペインはハイコンテクストだ。対して、ドイツやイギリスや北欧はローコンテクスト。

そしてハイコンテクストの日本人が同じようにハイコンテクストのフランスやスペイン人と上手くいくか・・・と言うと、コンテクスト重視の態度は同じでも共有するコンテクストが違うせいか、ドイツや北欧の人々との方が、上手におつきあい出来たりするから面白い。

プロトタイプ化発言は、多様化を重要視したい私には気持ちが悪いのだけど、やっぱり第三者にはわかりやすくて親切な表現だ。

本日のシックス・アパート/アルファサード主催のセミナーでも 「グローバルサイト構築法 - 設計から運用まで」の講演の中で、アジアと欧米のデザインの嗜好性を大胆にまとめてしまったが、グローバルな話をする限り、この手のプロトタイプ化は避けて通れないんだろうな・・・

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