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ワールド・カフェ:ケロッグと東大で経験してみて

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「ワールド・カフェ」というコミュニケーション手法をご存じだろうか?
日本でこの単語を聞くようになったのはここ2~3年だと思う。
(そもそもアメリカでも提唱されてからまだ15年しかたっていないのだが)
大人数でコミュニケーションの活性化を目的とするにはなかなかよい手法だと思う。

カスタマイズ出来る余地はたくさんあるが、実施方法はだいたい以下が定番。

主催者は
・メインテーマを決め、数十~数百人の参加者を集める。
・4~8人集まれるテーブルを参加者をその数で割っただけ用意し、各テーブルにファシリテーターを一人アサインする。
・メインテーマに沿った異なるテーブルテーマを複数用意し、テーブルに割り振る。

参加者は
・適当なテーブルに座る(または司会が参加者をテーブルにランダムに割り振る)
・1ラウンドおおよそ15~20分で、テーブルテーマにそってカフェでのおしゃべりのように会話を楽しむ(ファシリテーターは意見やキーワードを模造紙にまとめる)
・また適当なテーブルに座ってグループを作る
・ファシリテーターが前のラウンドでの話しの要点を新しいメンバーに説明するので、参加者はさらに会話を深める。
・3ラウンド繰り返す。
・全体で振り返る時間(テーブルごとの発表会)があるので、参加できなかったテーブルの会話の様子を共有したりする。

東大では「技術が拓く未来社会」をメインテーマに
・環境技術・新エネルギーは企業や社会制度、インフラをどう変えるか?
・コミュニケーション技術の進化は生活をどう変えるか?
などのテーブルテーマが用意されていた。

あまりアクションオリエンティッドないことを念頭において、組織で導入するのは面白いと思う。
特に、目的や価値観を共有し、組織の活性化をはかるには向いていそう。

アークコミュニケーションズでもやってみたい。例えば・・・・
・5年後のアークコミュニケーションズの姿
・グローバルサイトならアークコミュニケーションズというブランディングを確立するためにはどうしたらよいか
・楽しく仕事をするための工夫
というようなテーマで。

オルタナティブブロガーの集まりでやるのも面白そうですねぇ。

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