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自分の会社より他人の会社のほうがブランディングを考えやすいわけ

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ブランディングとは捨てることだと思っている。

どんな企業も色々な仕事をしており、様々な特長がある。だが、ブランディングとは、その物、その事、その人を、はっきりと定義してしまうことなのだ。定義したこと以外は、あてはまらないと言っているのに近い。つまり定義したこと以外を捨てる作業なのである。あれもこれもやっています、特長がありますでは、ブランディングにならないのだから。

さて、他人の物って、どうしてこうも捨てやすいのでしょう(笑)部屋の整理をしていても、夫のものはさっさと捨てられる。これ不要だよね、5年も使っていないよねと。
しかし自分のものとなった途端、これはいつか使うかもしれないとか、思い出があるから大事にしようとか、出来るだけ残しておこうとしがちだ。それが第三者から見てたとえガラクタであっても。

お客様のブランディングのお手伝いをしていると、まさしくそうで、第三者である私たちのほうが、ずば~っと切り捨て、言い切ってしまうことが出来る。切り捨てられた方に存在しているお客様の過去の経緯、思いを感じにくいことが、その結果、よい方向に向くこともある。

しかし、自分のこととなると、あら、あんなにお客様にズバッと言いきった自分はどこにいるの?と歯切れが悪くなってしまうことが往々にある。そう定義しちゃうと、こちらを捨ててしまうことになるので困る、それもあれも含めたい・・・のようにグルグル堂々めぐり。こういうのを紺屋の白袴と言うのかなぁ。。。。

池田 暁子さんの本を読んでなぜかそんなことまで思い出し(考えてしまっ)たのであった。何でも仕事に結びつけて考えてしまうのは、もう病気ですね(笑)

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