着眠大局着手小局って??
漢字の変換ミスはよくあるが、漢字の書き間違いはほとんどなくなった。が、久しぶりに見たなぁ、この手の間違い。
私も大好きな言葉で当社の7つの基本理念のひとつに入れたほどだ。孔子の弟子の荀子の言葉だと言われており、囲碁をなさる方はよく目にする言葉のはず。英語のほうが実は意味はわかりやすく、Think Globally, Act Locally.
<ここでそろそろ、「それって着眼大局のこと?」と突っ込みいれてください!>
私が受け取ったあるeメールの文章に「着眠大局着手小局」と書かれていたのだ。
私が想像するに、このeメールの差出人は年配の教養の深い方で、達筆だがタイプは打てない。(またはそういうことは部下がする文化の会社か)秘書の方は残念ながらこの言葉を知らず、眼という文字を眠と読み間違え、そのままタイプして私に送付したに違いない。(差出人の方がたとえ事前にチェックされていたとしても、年配の方だったら老眼ゆえ気がつかないだろう)
正直私は決して語彙が多いほうでもないし、勘違いして覚えている言葉も多い。他人は面と向かって私の言い間違いを指摘してくれないから一度間違えて覚えた言葉に対して、この年ではフィードバックはなかなかない。(そういう間違いを親切に指摘してくれるのは夫くらいだ)だから、人の間違いをえらそうに指摘できる立場では全然ないのだが、こういう種類の間違いはパソコンが普及するようになったら消えてしまうと思っていたのだ。
試しに「着眠」でググってみたのだけど、そういう言葉は流石にない。タイプをした方も「ちゃくみん」と打っても変換できなくて、一字一字漢字を入れたのだろうなぁ。ご苦労様です<m(__)m>(ちなみにIEでは「しょうきょく」と打っても「小曲」と出るのでいつも困っている)
「着眼大局着手小局」を当社の基本理念では「私たちは、大きな視野を持ちながら、ひとつひとつ目の前の仕事を周到に進めます。 」と言い換えている。