風評被害:私は水餃子でおいしい思いをしたけれど
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中国に駐在するまで、餃子といえば焼餃子と思っていたが、帰国後はもっぱら水餃子ファンになっていた。焼餃子を食べていた頃は、皮は出来るだけ薄く、具は多くと思っていたが、水餃子が好きになると逆を思う。あれは皮を味わうものだと。
さて、近所のお気に入り四川料理屋さんへランチに行ったら、「水餃子食べ放題」となっていた。「ラッキー!!ここの水餃子おいしいのよね!」と、お腹が痛かったことを忘れて、山のように食べてしまった。
幸福感を味わいながら、自宅への帰り道、通りに面している中華料理店のランチメニューを見ると「餃子食べ放題!」「餃子一皿100円」など餃子バーゲンのオンパレードだ。
風邪をひいて寝込んでいたので世間の騒ぎがぴんと来ておらず、先ほどはどうも思わなかったが、「風評被害対策」なのだとやっと気がついた。
世の中が豊かになってこれだけ消費者に選択肢があると、賢明な消費者だって「何もわざわざこの時期に餃子を食べることもあるまい」と控えることになってしまう。
当事者でなくても関連業界にいる方々にとってはつらい道が待っている。それでいて当事者でない彼らには自分で打てる手は少ないだろう。(私ならどうするだろう?餃子以外の売上確保とコスト削減に懸命になるのかなぁ。。。。)
一刻も早い原因解明を祈ってやまない。まずは、それが一番の特効薬になるはずだから。
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