オルタナティブ・ブログ > マリコ駆ける! >

翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

夫婦別姓:パスポート更新その1

»

結婚した時に真っ先に気になったこと。姓をどうしよう?

24、5で結婚していたらあっさり、夫の姓になったのだと思う。が、36の時には、今までビジネス上、大里姓で通してきたものを、今更結婚しましたからと変える気にはならなかった。

戸籍は入れたので通称で旧姓を使っているだけだ。夫婦別姓を徹底している私の知人は、子供が生まれるときだけ非嫡出子にならないように、結婚して、生まれるとすぐ離婚していたつわものだ。

私はそこまでこだわりがないから、通称で十分。まぁしいて不便を言えば、健康保険証の姓が違うので、病院で自分が呼ばれても、ぼーっとしていることくらい。

ところが、会社を興して、代表取締役になったとたん、不便が続出。戸籍名でないと会社の登録やある種の書類は意味をなさない。
普段大里姓を使っているので出来るだけ大里姓で書類も作る。が、会社謄本と一緒に契約書を提出しろと言われると、契約書は前田姓にしないと誤解が生じるであろう。
そのため、お客さんに「へぇ~、大里さんが社長かと思っていたら前田さんという方が社長なんですね」なんて言われたこともある。

またPマーク取得のための審査の時、ホームページに個人情報保護方針を載せたところ、「大里ではなく前田姓にしてください」と指導を受けた。
「会社概要のところに代表取締役は大里真理子とあるのに、個人情報保護方針を代表取締役前田真理子名と書くのはおかしいですよ」
「会社謄本には社長名が前田真理子と書いてあります。会社概要は大里真理子で結構ですから、個人情報保護方針は、会社謄本にある名前で書いて下さい」

筋が通っていないと私はすねてしまった。
慌てた管理スタッフに「こんなくだらないことでPマークが取得できなかったらどうするんですか!」とあやされ、しぶしぶ変更した。

このように管理のスタッフも書類上、私のどちらの姓を使うべきかいつも悩んでいる。

そして、とうとうパスポート切れ。しかしながら、パスポートへの旧姓併記を読んだ時は、「そうだよね、今は旧姓が併記できるから、政治家の水島さんのようにパスポート取得のためにわざわざその期間だけ離婚して、パスポート取得後に再婚なんてしなくてもいいのだ」と楽観的に思ってしまった。
まさかその甘さのために、何度もパスポート申請書に足を運ぶはめになるとは思わなかった。(続く)

Comment(2)