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待つことが苦手な人のためのちょっといい話

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コンペのプレゼンの時までは元気いっぱい、ハイパーモードで仕事をしているのに、プレゼンが終わり、結果をただ待っている間は大変苦痛である。攻めるのは得意だけど、待つのは苦手という人、私以外にもいますよねぇ?

テストが終わると、テストが戻ってくるまで、落ち着かない。結果を待たされるのがとにかく嫌いなのだ。良くても悪くてもどっちでもよいから、さっさと結果を教えてよ!という感じ。

さて、先日も、あるコンペを受けて、結果が出るまでいつものごとくじれていた。
「あぁ、結果が気になるなぁ。連絡が来る日までまだ時間があるけど、もう結果は出ているはずだから、電話したら事前に教えてくれるかなぁ?」
すると夫が、「よい話を教えてあげよう」と面白い話をしだした。

「アフリカのある部族は、二十歳になったら男は儀式でライオンを狩りにいくそうだ。ライオンは部落から歩いて1週間くらい離れたところにいるので、ライオンを無事しとめても、部落まで戻るには3週間近くかかることになる。
村の者達は若者の無事を祈り、若者に力を授けるために、その間、ず~っと一生懸命踊り続けているそうだ。だけど、冷静に考えてごらん?たとえ、その踊りに何らかの効果があったとしても、帰ってくる1週間前にはライオンをしとめることができたかどうかという結果が実は出ているんだよね。
それでも、村の者達は最初の2週間だけでなく、若者が帰ってくるまでの3週間、ずっと踊り続けているんだよ」

その話を聞いて、私は感動した。「そうだよね、若者が狩りに向かうまでと狩りを行っている間はもちろんのこと、狩が終わって帰ってくる期間でさえ、村の人が全力をつくして踊り続けて待つことに意義があるんだよねぇ」

「違う!僕は、結果が出た後に、どんなことをしたって結果は変わりはしないから、非論理的な行動をするなと言いたかったんだ!!!」

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